清明様の憂鬱 特別篇 青龍と天使 59
一方、青龍は 肉の絡まる海を抜けて木でできた家にたどり着いていた
家の中は闇、それからカビの生えた壁、下に落ちていたしゃれこうべも緑色だった
太陽の光はこういう突然変異をなかなか許さない、だがこういう場所ではあっと言う間に想像もつかない
モノをを見せる
周りを見渡したが住んでいた形跡がない
だぶん、ここは奴の楽しみの為に作られた家だ
訳知り顔の眼が光を得て輝く、楽しい気持ちなんだろうな、俺は奴のお眼鏡にかなったのか?
横からすっと日本刀を出して後ろに隠す
俺の眼は暗闇でも見える。 何千年も日光に当たると溶けてしまう妖怪に、気を使いながら生きていれ
ば誰だってそうなるだろう
奴の白い繊維状の筋、絡まりあう肉で実態がわからない
その時、カチッという言う、かすかな音をとらえて俺は飛んだ家の左側のはじに椅子がある、そこまで
飛び移った
そして奴は狭い小屋の入り口から入って来た火をまともに浴びた
呼び寄せた誰かだか、絡まりあう肉か、俺が置いた地雷を踏んだのだ
奴の思考と支配力を一瞬だけ断ち切って奴は悲鳴を上げた
その時にピンクのものがくらい色合いに浮かび上がった
あそこは口だ
俺は、素早く小刀を投げた
何かが吹出してくる
あれが血なら殺せる、だが俺の日本刀で斬れるのだろうか?
でもやるしかなかった
その禍々しいしくみの物体が何であれ時間をかけて苦痛を楽しみ権力者の様にレグをもてあそぼうと
するのを考えただけで体中に怒りが差し込み、骨まで刺し貫くのを感じた




