清明様の憂鬱 特別篇 青龍と天使 51
「それよりお茶室はどこに置くんだ?」
人間にとって戦は誰にとっても怖い
それを繰り返すのは理解できないが青龍はもうそれしか見ていない
死など考えたこともないまま戦闘を繰り返してきたものに理屈は必要ない
「部屋の中に置く、もちろん奴らには見えん」話しながら彼らの姿は薄まり消える
青龍の剣は速く正確なので極めて効果的な奇襲を使えれば敵をかく乱するのは簡単なことに思えるが
何しろ人数が足りない
プールのそばに移動する
「見えるか」 「ああ」 プールは砂漠のような姿になっていた
奥に木造の家がある
「相手も幻術を使うようだが、なんだあの家は・・・・」
「あれがボスキャラの家じゃ、死体は全部あそこに隠されていたんじゃ、戦利品としてな」
周りに薄い影がうろうろと歩き回っているのが見える
「あいつらは操られているだけだろう、お前がお茶室を残して元に戻せ、正面から行くぞ」
「お前、男前じゃなあ」葛の葉は青龍の気持ちが風を捕まえた凧の様に上昇するのを見る
「当たり前だろう、戦いなんだぞ」クックッっと独特のぐもった笑いを聞き、自分も喜んでいるのを知
る
じきにもっと自由になる じきに何とかなるだろう




