清明様の憂鬱 特別篇青龍と天使 ㊷
また ごく自然な触り方だったのでそのままでいた
もしこれが玄武様だったら全力で家出をしている
レグを思うときや心配する時感じるのは痛みのある愛着のような保護者みたいな感覚で旅行先で
初めて会った相手こんな感情を持つのは面妖な事だった。
「あのさ 明日詳しく話すけど君を追いかけてる相手と戦うぞ」
唐突に言ったせいかレグの腕が止まった
「なんで?」
「相手が元人間だってわかったから俺たちにも倒せる でも君は戦いには慣れてないだろう?」
「そんなことない」
「だってプールであいつを切ったとき震えてなかった?
でもそれは別に恥ずかしいことじゃない俺たちがおかしいんだ」
「あの時はみっともなかったけど何か思い出せそうだったんだ 金縛りになるような憎しみ
奴らは得体のしれない生き物と言うか存在でそこら中にいた」
逆にレグが済まなさそうに言って俺は起き上がった
「思い出したの?」
「うん なんとなくなんだけど・・・」
情報があれば解釈ができる
と思って嬉しくなったが
「俺たちの戦いは何というかえぐいんだ 俺は戦いだしたら全力で戦うし君は・・・」
と言って言葉に詰まった
「僕に何かできることある?」レグが真摯な目で聞いたので
「えっと、あの無理かもしれないけど軽蔑しないでほしい」と正直に言ってしまった
レグは一瞬きょとんとしてからほれぼれするようなさわやかな顔で笑った
「そんなわけないだろう 君は本当に純粋だな」
(純粋俺が? こないだは繊細と言われたぞ すごいなんかレベルアップしてる)
話しながら心から安心した眠りが押し寄せてきてウトウトしだした
その間も髪をなでていてくれた
そんでもって寝ぼけて調子にのったらしい朝起きたらびったりとハグしていた
俺がせがんだらしいが覚えていない




