清明様の憂鬱特別篇青龍と天使 ㊵
「こっちから仕掛けるってどうするんだ」
「悪霊ならお前のその刀で斬れる」
「本当か?」
「うん 試しに斬ってきたんじゃ グランドキャニオンでわしの薙刀で斬れたぞ」
「マジでか そのために行ったのか?」
「まあそのためだけじゃないが・・・・」葛の葉は立ち上がって小さなチェスセットを出した
「護符は使えんぞ、宗教が違うし、封じたところでまたよみがえってくるから、呪文もたぶん攻撃呪文以
外きかんかもしれん」
「何それ、じゃあどうすんの」
「暴力あるのみ、だから石榴なんじゃ」
「あ、?そか」
「今回の鍵はこれじゃ ポーン 一番弱い駒だがいくつあるかわからん でもまあこれはわしが引き
受けるよ あとさ あのさ誰にも言わないから教えて天使さんと何かした?」
「いきなり何を言う?」唐突な質問に前のめりに倒れて二つ折りになりながら言った
「だってこういうのは執着が強い者のほうが有利じゃ」
俺は前頭葉をがりがりこすりながら言った
本当は頭の皮をはいで脳をざぶざぶ水洗いしたかった
「いいか よく聞け 俺はホモとしてじゃなくホモじゃないからレグが好きなんだ
今までホウジロザメのうようよいる海を渡り 二メートルある北斗の拳の達人のナースが集団シンクロ
ナイズドスイミングする波をちゃっぷちゃっぷかき分けて犬神家の一族のような足が突き出た
沼地を泳ぎ切り しかもその足はピンクのハイヒールを履いているんだ
それから卑猥な言葉のテープでぐるぐる巻きにされて赤い大きなリボンを付けた愛くるしい黒猫の刺繍
だらけの衣装の陰陽師がいかだで流れてきたのを見つけて拾ってみたら雇用主だったこともある
その時の俺の気持ちがわかるか?」青龍が一気に言って葛の葉を見た
葛の葉は青龍を見返し
「わかりません」と言ったが続けた
「そして出会った初めての
まともな人間だ ガラスの仮面ふうに言うと紫のマグロの人なんだ かんちがいすなよ」
キツネはしばらくうなだれて唇をかみしめて笑いをおし殺していたが
息をついて 「重々承知いたしました」
と言って真面目な顔でうなずいた
「あとねもう一つ問題があるんだけど・・・・」
「まだあんのか?」
「うん 朱雀と石榴がまた喧嘩したらしいのよ」
「またかものすごい死闘になったんだろう そんでもって原因はものすごく些細な事なんだろう
何であいつらあんなに仲が悪いんだ」
「馬鹿どうしだからじゃろう 結局朱雀が重傷を負って今ケンタウロスで移動してるらしい」
「石榴は二刀流だからな ちょっとまってケンタウロスってなんだ」
「あそっか お前は知らんのか酔った玄武様が白虎殿をケンタウロスに変えてしまってそれを朱雀が気
に入ってな 一回清明様をはねたが 恋人はケンタウロースとか歌いながら乗り回しているらしい」
葛の葉が写真を出した 「式神と一緒に送られてきた」 見た瞬間に脳を熱湯で煮沸消毒したくなった
「白虎は完全に変わってしまったな 何でここまで尻にしかれなければいかんのだ 」
俺が前頭葉を押さえながら言うと 「まあ 愛妻だし・・・・」
狐も心持沈んだ声で言った
「 愛馬だろう」
その時俺は大変なことに気づいた
「大変だ これプリクラだぞ あいつらどこで取ったんだ」
二人とも数秒間 黙り込んだ
ユーミンで 恋人はケンタウロースをyoutubeで誰か作ってください
お願いしまーす (*'▽')




