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ピンと来ない人の為の何か+茶番

息抜きの息抜きに、僕の大好きな設定作りから出来た用語やらを載せました。茶番は多分つまらないです。はい。でも、余程お暇な方やとてもお優しい方なら読んで頂けるでしょう.....多分。

 やあ諸君。国王だ。

 何処の国王か、だと?貴殿らの言葉を借りて言うならば、異世界にある国の国王だ。

 今、フェアリーストラグルという祭りが開催されている。丁度コマーシャルが入ったので、混乱して内容がよく分からなかったり、ルールや用語にピンとこない人の為に補足をしておこうと思う。

 まずはルールだ。


 

1、2月1日午前0時になったとき12人が選ばれる。選ばれた者は契約者と呼ばれ、必ず祭りに参加しなければならない。

2、カードには妖精が宿っており、カードを破壊されると失格である。また、一度に供給される魔力には限度があり魔力が無くなっても失格である。

3、死亡した場合カードが無事ならカードがある場所へ2度だけ生還できるがペナルティーが発生する。また、契約者は魔力を消費してカードのもとへテレポートできる。

4、契約者は妖精から力を借りることができるが、なんらかの代償が伴う。力と代償は比例するが例外も存在する。

5、2月4日午前0時になったときカードを持たない13人目が選ばれる。能力は自己蘇生、健康、血液量増加、死ぬ度に身体能力強化。13人目の事実は契約者には認識できず、一般人のみ認識可能。

6、運営が祭りの停滞と判断した場合なんらかの措置がとられる。

7、開催地域外へ逃亡した場合ペナルティーが発生する。スキルによる開催地域外への移動も逃亡と見なす。

8、隣り合う数字の契約者を殺したらペナルティーを課せられる(12と1は隣り合う、13はどれとも隣り合わない)。カードの破壊はペナルティー無し。

9、失格者は昏睡状態となり、祭りが終わっても目覚めることは無い。

10、ペナルティーの内容

契約者の死亡・・・12時間、スキルの弱体化

隣接した数字のカードの契約者の殺害・・・一度に供給される魔力の限度が低下

国外への逃亡・・・開催地域に戻るまで能力使用不可。また1ヵ月以内に戻らない場合失格



 このように長々と続いているが、要するに、他の者のカードを全て破壊したら勝ちだ。

 次に用語だ。



亜志摩市

日本海側の商業と工業が盛んな都市。山脈があり、それを延長するようにして市の中心に川が通っている。海側には工場や飲食店、山側は大型の店舗、その間はビルや住宅が多い。川と交差するようにして中央道路が通っている。住宅街の西側から北西にかけて新商店街がある。東側の漁港の北側に旧商店街がある。

 亜志摩中央高校

  礼次達が通う高校で、偏差値はやや高め。

 亜志摩東中学校

  乱太や小郎が通う中学校で、バスケが盛ん。


妖精

運営によって創られた霊的な存在。一柱の妖精には4つのスキルが与えられ運営によって管理される。フェアリーストラグルの要となる存在で、基本的にカードか契約者に憑依しているが稀に外に出て漂っている事がある。また、見える人には見える。

 王道派

  念動力を使える妖精のこと。数が多い。プライドが高いものが多い。

 邪道派

  念動力を使えない妖精のこと。個性的な


魔力コスト

能力を使用したり能力値補正を受ける時の性能や効果に対する魔力消費量のこと。


波動術

二本の角を持つヒトによって伝えられた秘術。万物に存在する波を自在に操ることができる。



 こんなところだろうか。

 おっと、もうこんな時間だ。もうすぐ祭会場の中継が始まる。中継だというのに丁寧なあらすじまで入っている。流石は我が民、気が利くではないか。と思ったら茶番が放送されるようだ。興味があれば観ていくといい。



 あらすじ。

 黒髪緑眼の少年、蔵人礼次(くらうどれいじ)は成り行きでフェアリーストラグルに参加し、翌日に少女と思しき契約者と交戦し、敗走。その翌日に親友と協力して勝ち残る事を決意した。

 エリート研究員、音黒亜杏(ねくろあきょう)はフェアリーストラグルの勃発を高祖父の予知によって事前に認識、深夜に現れた妖精と契約。翌日、籠城戦の準備を完了させる。

 ツインテール少女、加農彼音(かのうきゃのん)は自宅で邂逅した妖精と契約。翌日黒髪の少年と交戦、勝利。戦闘時に人格が豹変。少女はそれについて無知であった。

 前科持ちの老人、斜道暮望(しゃどうくれもち)は仕事場に妖精が現れ、契約。翌日、亜杏が住む屋敷に偵察へ行くものの使用人、奴隷(やっこれい)、亜杏の従兄、音黒貴慶(ねくろたかよし)と遭遇し、攻撃を受け撤退。

 音黒家の使用人、奴隷(やっこれい)は通常通り音黒家の家事を行う傍ら、使い魔による情報収集を遂行。

 没落議員、白井戸糸哉(しらいどいとや)爆破されたモールで黒人男性一人と警備員一人を殺害。

 聡明で端正な顔の青年、鬼丸幽言(おにまるゆうげん)はモールの爆破により、恋人を失う。契約者に復讐をするための鋭気を養っている。

 友人思いの不良少年、江内乱太(えないらんた)は友人に殺され、残機を一つ失った。

 一見弱々しい転校生、風間小郎(かざまころう)は友人を殺し、二重人格に悩む。

 無欲な青年、香真厘胴(こうまりんどう)は妖精の魔性に打ち勝つものの、モールの爆破事件で殺されたため残機を一つ失った状態でフェアリーストラグルに参加する事となった。

 童顔でブロンドの女性、歌烏藍(うたがらすらん)は協力者を裏切り一人逃走した。モールの爆破事件に関連性が高い。



 茶番1:トイレの妖精、テラバイト

 僕は平凡な高校生、比自岐条大路(ひじきじょうだいじ)。条大路なんて訳のわかんない名前だけどそれ以外は平凡。

 そんな僕はよくトラブルに巻き込まれる。今回のトラブルは目の前にいる、上半身だけの薄ぼけた青年の存在だ。

 ここはトイレの個室。断じて二人で入るところではない。

 「おっす、うちはトイレの妖精、寺梅徒凌子(てらばいとりょうこ)っちゅうねん。主にお悩み相談が仕事やな。ほなよろしくー」

 「なして関西弁やねん!?」

 しまった。無視をして立ち去れば良いものを、あろうことかツッコんでしまった。しかも関西弁で。青年は青年で笑ってるし。

 「あっはっは、オモロイお客様や。そんで、なんや悩みはあるかい?」

 勿論なぜこんな変な奴に絡まれたのかに悩んでいる。そもそもどうしてトイレなの?少なくともお悩み相談をする場所ではないよ!?電話で良くない?

 「なんや、悩み無いんか。なら帰った帰った、商売の邪魔や。シッシッ」

 これはひどいカウンセラーだ。

 .....ん?凌子?どう見ても男じゃないか。....もしかして。

 「お察しの通り、元は女や。戸籍変更出来なくなってまったんやけどまあ問題無いやろ」

 「そうだったんですか。それじゃ、僕はもうこれで....」

 僕はそそくさと出て行く。ほんと、何だったんだろ?あのトイレの利用者を少し気の毒に思うよ。自分も含めて。


 数分後。黒髪緑目の少年が走ってきた。

 「ヤバイヤバイヤバイ。....お、ラッキー。あんな所にトイレが....」

 大慌てで個室に駆け込む少年。そこには上半身だけの薄ぼけた青年がいた.....。



 茶番2:ひったくり

 僕はなんとなく新商店街を歩いていた。この賑わいが心地良い。そんな賑わいに闖入者が現れた。ひったくりだ。

 「誰かそいつを捕まえて!」

 被害者は高そうな小物で身を固めたおばさんだ。

 「へっへっへ。やったぜ!ざまあみろ!」

 人波に突っ走るひったくり。人々はビビって横に掃けていく。できた道を突っ走ろうとしたとき、ひったくりの足が浮いた。前にぽーんと吹っ飛んで顔から着地した。そう、すこし浮いた段差に躓いたのだ。きっとアレは鼻の骨がひん曲がっている事だろう。

 一同は突然のことにポカーンとしている。

 「み、皆何してるのよ!早く捕まえて!」

 お前が行けよ。思わず心の中でツッコんでしまった。

 何人かがおばさんの声でハッとして弱ったひったくりを押さえにかかった。

 誰かが警察に通報したらしく、お巡りさんが二人ほどやって来てこの場は収集がついた。

 と思ったら、近くの店で万引きが起きたようだ。

 何なんだこの街は....。もう呆れるしかない。そっとこの場を立ち去ることにする。



 茶番3:何なんだこの茶番は

 ここは亜志摩市のとある高校。特徴はこれといってないが、強いて言えば人数が年々減っているらしいとの事だ。何でも西高校に多く流れて行ってるらしいが、別にこっちが悪いんじゃない。あっちが良すぎるんだよ!

 いつの間にか愚痴になってしまった。一人だけだと何を喋ればよいのやら。そうだ、この前の学校集会で遅刻した奴が居たな......。やはり一人じゃ無理がある。

 「お〜ひじきじゃねえか。一人で何やってんだ?」

 わっ、ビックリした。何なんだよいきなり。

 こっちは親戚の集まりでやるネタの練習なんだよ

 「おめえも大変だな。よし手伝ってやろう」

 えっ、ちょっと。

 「よーし、目黒のサヨリって知ってるか?」

 いや、それはさんまだ。ってかよくサヨリなんて知ってんな。馬鹿だから知らないと思ってた。

 「失礼なやつだな〜。俺漢検8級だぜ?」

 小学生すら漢検8級は自慢しないぜ。

 「じゃあ、まんじゅうこわい」

 だから小学生かよ。高校生にもなってまんじゅうこわい話す奴は人生やり直したい人位だぜ?

 「ツッコミキツイな〜。俺泣くよ?」

 はいはい、わかったから泣かないでねー。

 「あ、そうだ。お前ツッコミ体質じゃん?」

 巻き込まれ体質だよ。

 「同じじゃん。だから実体験話すのが良くね?」

 ツッコミ体質と巻き込まれ体質を混同したのはいただけないが。実体験は良い線かもしれない。

 「だろ?って訳で作りに行こうぜ。丁度あそこにいい感じの幼女たちがいるぜ」

 俺はロリコンじゃねー!ってか周りの人に白い目で見られてるよ!?どうすんのさ!?

 「さあ、俺しーらない」

 ふざけんなーーー!!!

 

 本当にこの茶番は何だったんだろう?果たして本当に必要だったのだろうか。と言うかこれ、最後俺が恥かいて終わりじゃねえか。ほんとふざけんなよ.......。

そう言えば、お気付きの方もいらっしゃると思いますが、実はこの物語は1話で1日過ぎています。ルールを読んで頂けた勘のいい方ならここで気付けます。もうとっくに気付いている人にとっては無駄かもしれませんが、気づいてない人のために一応載せておきます。

2月4日午前0時になったときカードを持たない13人目が選ばれる。

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