えーと、
えーと、山積みの原稿を会社に置いて帰る。
休み明けにはもっと増えている。
でもお持ち帰りは嫌だし、結局は自分が全部背負うんだから。
《今日出来なかったのは雑用ばかりやらされて、残り時間は気力がなかった》
えーと、今日は上司にランチを奢ってもらいました。
素敵な前菜が出てきて、白身魚のムニエルは優しく柔らかく美味でした。
《嫌い嫌い嫌いなんです、固いあなたが。お願いもう誘わないで》
えーと、先日の女子会のモヤモヤをずっとどこかに閉まっていたら、
彼女と話して同じモヤだと分かって安堵。
わかりあえるって感動。
《でも実際あの人はもう辞めてしまって、どうすることも出来ない。私達の罪は消えない》
えーと、ワード開くのが苦痛。
家では絶対開かない。
《あんな下手な原稿を打ちたくない。編集出来ない。DQNネームの羅列とかも書きたくない》
書けないこと、書きたくないこと。声に出せないこと、出したくないこと。
苦しいけれど、触れると鈍痛を感じる場所にずっと置いて置きたいこと。
でも無くしてもいいかなって悩むこと。涙を流すのはどうかなってこと。
でも溜まり過ぎると良くないってこと。分かっていてやっていること。
そう、君を好きだってことも。それは幸せなこと?
《本当は詩を書きたくない。詩が書けない。詩を書くべきじゃない》
えーと、
ぐっすり眠りたい。
出来れば。