表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
となりの場所と交わるとき  作者: 西野了
30/30

朝、起きてみたら豚にはなっていなかった

 朝、テーブルの上にある飲み干したビール缶とチョコレートの箱を見て妻が言った。

「夜中にチョコレートを食べながらビールを飲むと豚になるわよ」

 その視線は冷ややかだ。

(豚? 夜中にチョコレートを食べビールを飲むと豚にたるのか? なぜカバにはならない。クジラにはならないのか?)僕はそう思うだけで口には出さない。

 食後、横になると牛になると言われている。

 やれやれ、ヒトは豚になったり牛になったり忙しいものだ。

「鳥肌が立つ」とも言われている。これは更に分かりにくい言葉だが、僕も鳥肌が立ったことがある。すりガラスが何かの物と擦れて「ぎぎぎぎぎーっ」と変な音を出したときは鳥肌ー(ひやばんぼ?)が立つ。それも100パーセント立つ。確かにあの状態はニワトリの腿のブツブツ状態である。

 もしかするとヒトの祖先はニワトリだったかもしれない。

 フランツ・カフカは虫だと思ってたらしいけど。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ