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一話

これは、 雨宮 クロ が戦国の世に飛ばされて双子の姫様に振り回されるお話です。






その日は、高校1年の夏休みが終わり始業式を迎えた9月1日の夜の出来事だ。



「・・兄、どこに行くの?」


「ああ、ちょっと腹が減ったからコンビニにいってくるわ。」


「・・じゃあ、プリン」


「わかった。買ってくる。そのついでに明日のおかずと無くなっていた日用品買ってくるからすこしおそくなるわ。」


そういい外に出た。


その日の夜はとても冷えていて、月が真っ赤になっていた不気味な夜だった。




コンビニから帰っている時、道の真ん中に赤い穴が開いていた。


「何だこれ?なんで道に穴があいてるんだ??」


そう不思議がっていたら突然穴に吸い込まれた。



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