表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
都立夢異世界部活学校(とりつゆめいせかいぶかつがっこう)/第3章  作者: 羽絶 与鎮果(うだち よしずか)
68/77

第三章68 【10月31日/初等部4年生活動中】3/【ミッドナイト・プレイヤー】2

 ここで、少し、【ミッドナイト(MIDNIGHT)プレイヤー(PLAYER)/真夜中の選手】である【7周目】の【選ばれし者】を少し紹介したいと思う。

 今回紹介するのは、【2体目の怨魔体】の契約者2名、【ヴァンパイア】の妻と【人狼】夫の夫婦である。

 2名は当然、異種族であるため、結婚が許されていない。

 だが、2名は同族の反対を押し切って結婚した。

 そのため、身を隠すだけでなく、同族、【吸血鬼族】と【人狼族】両方からも命を狙われる生活を余儀なくされている。

 2人の【夢異世界部活学校】での願いは2つある。

 1つは同族達に自分達の結婚を認めてもらう事。

 もう1つは、人間の様に堂々と生活をする事が出来る様になる事。

 の2つである。

 【夢異世界部活学校】の【部活】をやり遂げれば、【句点で区切られるどんな願いも叶えられる】と言う事になっているため、この2つの願いをくっつけて、

 【同族から命を狙われず結婚を認めてもらい、人間からも襲われない生活が出来る様になる。】

 とすれば、両方の願いは叶うが、【夢異世界部活学校】の願いではある程度で限界があると彼等は思っている。

 【同族から命を狙われず結婚を認めてもらう】と言う事は【夢異世界部活学校】の【部活満了の報酬】として、願いが叶うだろうが、もう1つ、【人間からも襲われない生活が出来る様になる】と言う願いは上書きされる恐れがある。

 人間は臆病な生き物である。

 人間を超える彼等の存在は少なからず疎ましく思うだろう。

 そう言った不満が、彼等の願いを上書きすると言う可能性は捨てきれないのだ。

 だから、こちらの願いは、【覇者】となる事で叶えようとしていた。

 この世を支配する【覇者】となれば、圧倒的な力で【人間】達を抑えられると考えていた。

 そのため、彼等は【夢異世界部活学校】で【部活】をしながら、同時に、【覇者】を決めるための【選ばれし者】としての戦いにも参戦しようと思っている。

 ライバルの多くは人間である。

 だが、彼等は決して油断はしない。

 人間の【選ばれし者】もまた、特別な【異能】を得ているのである。

 その力を持ってすれば、【ミッドナイト・プレイヤー】である自分達を殺害する事も可能だと考えているからだ。

 彼等の願いは切実である。

 平穏に生きるために、願いを2つ欲している。

 だから、出来る事はする。

 【選ばれし者】の強者と呼ばれる者が居ると解ればどんな人間かを探るために、こっそりと覗きに来るのもその1つなのである。

 【芳一】達は知らない。

 なぜならば、【芳一】や【金髪の少女】、【銀髪の少女】達は【選ばれし者】としては強者にあたるからだ。

 強者は弱者を気にしない。

 気にするのは自分より強い者が居ると自覚しているそれよりも弱者である。

 【ヴァンパイア】と【人狼】の夫婦は自分達の方が弱者であると認識しているからこそ、強者である【芳一】を見に来ていたのだ。

 それは、他の【ミッドナイト・プレイヤー】の【選ばれし者】達も同じ事だ。

 それぞれの理由で、【強者】たる【芳一】を見に来ていた。

 【芳一】は自分も知らない所で色々と注目されている存在になっているのだった。

 と言うところで最後に、【ヴァンパイア】と【人狼】の夫婦の名前を紹介しよう。

 【ヴァンパイア】の名前は、【ミザリー(MISERY)ナイト(NIGHT)フルムーン(FULLMOON)】、

 【人狼】の名前は、【ローンウルフ(LONEWOLF)ナイト(NIGHT)フルムーン(FULLMOON)】、

 と言う。

 【ミザリー】と【ローンウルフ】は【芳一】を見たとき、自分達よりも禍々しいと感じ戦慄していた。

 それは【リア】としての前世の魂にこびりついた【謎】の成分を敏感に感じ取っていたのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ