第三章45 【10月30日/初等部4年生活動中】17/【全知全能界アンサワルド】の悲劇と【総謎超想果(そうべいちょうそうか)ミステアルティ】1
ここで、【芳一】達の前世の居た【異世界】/【全知全能界アンサワルド】について少し触れて見よう。
【全知全能界アンサワルド】と言う異世界は、数多の【神】や【邪神】、【神を超える超高次元の存在】などが生まれいずる世界である。
【全知全能界アンサワルド】では、【芳一】は、【リア】、
【金髪(ブロンドヘア)の少女】と【銀髪(シルバーヘア)の少女】は、【白金髪(白に近い金髪)(プラチナブロンド)】の【ティシェル姫】、
【河池 祈清】は【ティシェル姫】の侍女【ナリェイア】と言う存在だった。
え?わかりにくい名前だって?
大丈夫。
【全知全能界アンサワルド】の住民の多くは、【日本語のアナグラム】で出来ている者が多いため、意味合いは違って居ても、【日本語】で覚えれば少しは覚えやすいと思う。
【金髪の少女】と【銀髪の少女】の【ティシェル姫】は元々【ティシェルリア姫】と呼ばれている。
【ティシェルリア】は日本語で【停止あり得る】から【ていしありえる】、【ていしえるりあ】と来て、【ティシェルリア】と覚えれば良い。
【河池 祈清】の【ナリェイア】は【あり得ない】から【ありえない】、【なりえいあ】と来て、【ナリェイア】と覚えれば良いのだ。
【芳一】の【リア】は、【ティシェルリア姫】から最後の【リア】と言う【名前】を借りていて、元々は、名前の無い存在、【名無存】の1人になっている。
【全知全能界アンサワルド】に置いて、名前が無いと何も出来ないので、【ティシェルリア姫】が自分の名前の一部である【リア】を彼に貸して、【リア】は、その名前を使って数々の偉業を為していたのだった。
ただし、元々【名無存】であるため、手柄は全て【リア】の名前を貸した【ティシェル姫】のものになってしまっている。
【ティシェル姫】はそれを良しとせず、【ティシェル姫】と【リア】が結婚して、【ティシェル】と【リア】を明確に分けて、【リア】の手柄は【リア】のものにしたいと申し出たが、【名無存】ごときに、そんな事は出来ないと【ティシェル姫】の母親で当時の女王、【ティコタシウ女王(【交代して】から【こうたいして】、【ていこたしう】、【ティコタシウ】と覚える)】が猛反対していた。
それどころか【ティシェル姫】が自分の名前を【リア】に貸し与えている事にも不快感を示していたのだった。
だが、【全知全能界アンサワルド】において【悪】と定義づけている【何か?】に対抗するには、【リア】の力が必要不可欠であったため、苦虫をかみ潰す気持ちで見て見ぬふりをしていたのだった。
ところで【全知全能界アンサワルド】においての【悪】とは何を意味するのであろうか?
【邪神】や【悪魔】?
いや、違う。
【邪神】や【悪魔】も【全知全能界アンサワルド】に置いてはあり得る事である。
では何か?
【全知全能界アンサワルド】にとっては理解出来る事が【善】とされ、理解出来ない事が【悪】とされているのだ。
【全知全能界アンサワルド】の【アンサワルド】は【アンサーワールド(答え世界)】とも呼べる【異世界】であり、理解出来ない事を総称として、【総謎超想果ミステアルティ】と呼んでいる。
これは、【ミステリーアルティメット(究極の謎)】とも言える表現であり、【総謎超想果ミステアルティ】は、【世界】と言う【概念】でもくくれないものとなっている。
【リア】は【リアル】でもあり、【答えのわからない何か】に【答え】を与える事、つまり、【謎】の靄を晴らす力があり、それを【ティコタシウ女王】に利用されていたのである。
【全知全能界アンサワルド】にとってそれ以外は全て弱者であるが、唯一の天敵とも言えるのが、【総謎超想果ミステアルティ】であり、どうにもならない相手だった。
【ティコタシウ女王】は【リア】の事が気に入らなかったが、必要不可欠な人材だったのだ。
だが、どうしても許せ無いと思った【ティコタシウ女王】は、【リア】に無理な【総謎超想果ミステアルティ】討伐を命じ、【全知全能界アンサワルド】から一時的に【総謎超想果ミステアルティ】の気配が消えたタイミングを見計らって、疲弊していた【リア】を大勢の配下に命じ暗殺したのだった。
そして、【リア】が絶命する前に、【ティコタシウ女王】は、【リア】の名前を奪い取り、【ティシェル姫】に返そうとしたが、【ティシェル姫】はそれを拒否。
【ティシェル姫】は【リア】を永遠に愛すると告げ、【リア】の存在が消える前に【リア】の遺体に【リア】の名前を戻し、【ティシェル姫】は【リア】の後を追って、自決した。
それを見た、【ナリェイア】も、
『何てことをしてくれたのですか女王。
私は貴女を憎みます。私も【ティシェル姫】と共にあります』
と告げ、【ティシェル姫】の後を追って自決するのだった。
その後、守り手の居なくなった【全知全能界アンサワルド】は、再び活性化した【総謎超想果ミステアルティ】に侵食されていく運命にあった。
これが、【全知全能界アンサワルド】の悲劇である。




