第三章40 【10月30日/初等部4年生活動中】12/【順転参戦(じゅんてんさんせん)】と【逆転参戦(ぎゃくてんさんせん)】1
時は戻り、その場には、【芳一】の公式ストーカー、【七無神】の1柱、【万能識のフィナレエンデ】が居た。
その場とは、【神魔】の座するこの世の理とは少しばかり異なる場所である。
この場にて、【フィナレエンデ】を始め、7柱の【七無神】が集まっていた。
7柱の【七無神】は、それぞれ、これだと思う才能についていた。
【虹色音のアンナマリア】は、【金髪の少女】に、
【創造夢のクリアエリス】は、【銀髪の少女】の作り出した【人造人間】の【妹】に、
【破壊言のディアナローザ】は、【銀髪の少女】の作り出した【人造人間】の【姉】に、
【超常芸のシェーラニーナ】は、【金髪の少女】の【2次眷属】に、
【無双技のスティアリーヌ】は【金髪の少女】の【3次眷属】に、
【虚影裏のジェニーファ】は【銀髪の少女】に、
【万能識のフィナレエンデ】は、【芳一】についていた。
そして、これまで見聞きしてきたこれだと思う才能について【神魔】に報告に来たのだ。
順番に話し始め、【フィナレエンデ】の見解がラストとなった。
【フィナレエンデ】は、
『・・・以上が、私の見解ね』
と言うと、【神魔】は、
『なるほど。やはり、僕が危惧した通りになっているな』
と返した。
【フィナレエンデ】が、
『どういう事かしら?私はありのままを報告したつもりだけど?』
とちょっとムッとなった。
【神魔】は、
『逆だよ。思ったよりも君達が付いた才能はずっと優れていた。
いや、必要以上に凄すぎるんだ。
これでは、僕の時の様に一方的に【覇者】が決まってしまう。
それでは面白くないんだ。
だから、僕は引退したんだ。
僕が引退してもそれは変わらなかった様だ。
このままでは、【ウルトラ・モンスター(超怪物)】、【アルティメット・ヴィーナス(究極女神)】、【アブソルート・デモネス(絶対女悪魔)】以外の者は勝負にならない。
それでは困るんだよ。
面白く無いんだ、それじゃ・・・』
と言った。
【ウルトラ・モンスター(超怪物)】とは【唯野 芳一】の事、
【アルティメット・ヴィーナス(究極女神)】とは【金髪の少女】の事、
【アブソルート・デモネス(絶対女悪魔)】とは【銀髪の少女】の事、
をそれぞれ指していて、覇者はこの3人の中の誰かと言うことになり、他の【5周目】の【選ばれし者】達では相手にならないと【神魔】は言っているのだ。
【神魔】の考えでは、【御神体】と【怨魔体】の両方に選ばれた【選ばれし者】と、【御神体】か【怨魔体】どちらか片方に選ばれた【選ばれし者】では、想像力の点で勝負にならないと思っていた。
事実上、【御神体】と【怨魔体】の両方に選ばれた【選ばれし者】だけの争いに発展する可能性があり、【芳一】と【金髪の少女】と【銀髪の少女】の相手になれるのは、【神魔】の血と汗と涙の結晶であり、【ルーラー】として代理になった【内田 愛幸】くらいなものであると考えていた。
また、【5周目】だけでなく、【6周目】と【7周目】についても、両方と契約した【選ばれし者】のポテンシャルが片方だけで選ばれた【選ばれし者】のポテンシャルを大きく凌駕していると考えられた。
それでは初めから両方に選ばれた者だけでやれば済む話である。
【神魔】としては何とか片方だけに選ばれた【選ばれし者】にも【覇者】となるチャンスを与えたいと思っていた。
そこで思いついたのが、【順転参戦】と【逆転参戦】での【参戦方式】だった。




