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都立夢異世界部活学校(とりつゆめいせかいぶかつがっこう)/第3章  作者: 羽絶 与鎮果(うだち よしずか)
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第三章39 【10月30日/初等部4年生活動中】11/【選ばれし者】の【活動代理体(かつどうだいりたい)】

 その頃、【神】であり【悪魔】でもある存在、【神魔】は、【5周目】の【選ばれし者】達の【活動(かつどう)代理体(だいりたい)】と言うものの【神造(しんぞう)】を開始した。

 これは、どういう事を意味するのだろうか?

 それは、【選ばれし者】と言えども普通の人間として活動している。

 そのため、生活があるのである。

 仕事をしなければならないだろうし、他の人間との付き合いなどもある。

 また、【夢異世界部活学校】での【部活動】も行わなければならない。

 だが、【選ばれし者】同士の戦いの決着を付けるのに、いちいち、仕事の時間だから中断すると言う訳にも行かない。

 そこで、【4周目】までは【選ばれし者】達の代理となる【活動代理体】と言う、【コピー人間】を【神】が【神造】、つまり、作っていたのだ。

 【活動代理体】は、【選ばれし者】が、自身のこれからの活動のイメージを注入する事によって、一定期間、本人だったらこう行動すると言う行動を本人の代わりにやってくれると言うものになる。

 【活動代理体】は本人のコピーになるので、本物そっくりになるが、1つだけ欠点がある。

 それは、本人がコピーした時点以上のスキルは【活動代理体】は、持てない。

 そのため、新しい技術などは覚えられないと言う事になる。

 あくまでも一時的なしのぎとして使える対策物が【活動代理体】となる。

 必要以上に使用するのではなく、どうしても仕事などを抜けて勝負をしなければならない場合にのみ、利用するのがベストな使用方法と言えるものである。

 【神魔】は、これを【選ばれし者】の人数分、用意して、送る事にした。

 【活動代理体】は、【未使用時】は、のっぺら坊の様な状態で、手のひらにおさまる程度の大きさになっている。

 使用する時に、思念を送れば、本人そっくりになり、本人が思っている様な行動を本人の代理でやってくれるというものである。

 簡単に表現すれば、本人が普通に生活をしていると言うアリバイ作りのために利用する【神のアイテム】と言う事になる。

 【神魔】もこれまでの【選ばれし者】達の戦いの例にならって必要分揃える事にしたが、今回は時間差で【6周目】と【7周目】も同時期に開催する予定なので、【5周目】の【活動代理体】ができ次第、【6周目】と【7周目】の分も作る事にしている。

 こうして、着実に、【選ばれし者】達の戦いのための準備はされて行っていたのである。

 ちなみに、【活動代理体】はあくまでも一時しのぎであるため、【全能力】がコピー出来る訳ではない。

 必要に応じて、代わりにやって欲しい部分だけをコピーして使用する【神アイテム】である。

 例えば、自分の代わりに会社で単純作業の仕事をして欲しいと言う事は出来るが、自分のための創作活動をして欲しいと言うのはより高みを目指せないのでやらないと言う感じである。

 予め作っておいたものを後で発表して欲しいくらいには使用出来ると考えてもらった方が良いだろう。

 また、【7周目】には、【人外】が多く登場するが、【人外】の【代理】もある程度なら出来る仕様になっているという事は付け加えておく。

 人間同様に、移せるのは本人の【能力】のごく一部という事になるが。


 時は少し巻き戻る。

 【芳一】が起床する2時間ほど前に。

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