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都立夢異世界部活学校(とりつゆめいせかいぶかつがっこう)/第3章  作者: 羽絶 与鎮果(うだち よしずか)
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第三章15 【10月29日/初等部4年生活動中】15/【ハロウィン文化祭】の下準備1

 今日は、10月29日 水曜日。

 【ゲーム制作部】の【ハロウィン文化祭】の初日である。

 この【文化祭】は3日間行われるが、【文化祭】は、10月29日の朝から、10月31日の深夜24時まででカウントされるため、日が変わり11月1日になったら、【ハロウィン文化祭】は、行われない。

 つまり、10月31日の深夜は12時までで終わってしまうのだ。

 それでは、最終日の活動は途中で終わってしまう者も居るだろう。

 そこで、この【ハロウィン文化祭】は、【特殊】な条件で行われる。

 それは、【10月29日】の午前0時から、【10月31日】の午後24時までの72時間で、どこでも好きな時間帯に合計24時間まで参加する権利が与えられると言うものである。

 つまり、初日に【24時間】全部【部活】して、後の2日間は活動しなくても良いし、一日8時間のペースは変えないが、夜ではなく、朝や昼に寝て活動しても良いのだ。

 【72時間】の内、【24時間】は好きな様に割り振っても良いので、参加しようと思ったら、【朝】から参加する事も出来るのだ。

 そう言う意味では、今すぐにでも参加出来るのだが、【芳一】は、

 【10月29日】の夜から【10月30日】の朝までで10時間、

 【10月30日】の夜から【10月31日】の朝までで10時間、

 【10月31日】の夜で4時間、

 と言う割り振りで、【部活】に参加しようと思っている。

 これには、【2次眷属】になった7人は、現在、【部活見学】をしている【7次眷属】と言う立場になっているために、参加出来ないが、【3次眷属】の2人、【桔梗】と【瑠璃】は、参加する事が出来る。

 【芳一】は、

「良かったらどうですか?」

 と言って誘っていたので、2人は参加をすると答えていた。

 と言う訳で、【芳一】は、【他の部活の部員】を出迎える立場になっている。

 【ハロウィン文化祭】への参加条件は【仮装】をすると言うことである。

 【仮装】すれば、基本的に、誰でも【ゲーム制作部初等部4年生】の【ハロウィン文化祭】に参加出来る。

 こういう【イベント事】は、2通りのパターンが考えられる。

 1つは、【同学年】のみの参加が認められるパターン。

 もう1つは、【他の学年】も参加が認められるパターン。

 【ゲーム制作部初等部4年生】では、毎年、その時点で【部長】となった者が、どちらにするか決めるらしく、今回は、【後者】、【他の学年】も参加が認められるパターンとなる。

 理由は、【仮装】にある。

 【同学年】のみの参加だと、【仮装】しても全員、【小学4年生】の肉体でやらなくてはならない。

 だが、【他の学年】も参加出来る様にすると、【初等部4年】も【仮装】によって【自由】に年齢設定が出来るのだ。

 【現実世界】ではあり得ない事だが、【夢の異世界】での【仮装】は、【年齢】も変更出来るのだ。

 もちろん、【初等部4年生】の肉体のままと言うのもありと言えばありだが、だいたいは、もう少し大きな【肉体】を持って【仮装】して参加すると言うのがセオリーとなっている。

 ちなみに希望すれば、【男性が女性】、【女性が男性】に【仮装】する事も可能となる。

 【芳一】は、【ゲーム制作部初等部4年生の部長】/【現部長】/【駿河(するが) 倫憲(とものり)】と相談して、【喧嘩(けんか)(はかり)神輿(みこし)】と言う、【キャラクター】を【モデル】とした【複数の神輿】を作り、【ハロウィン文化祭】に来た【お客さん】に、その【応援グッズ】を買ってもらい、【キャラクター神輿】に引っかけて【重たい方】が勝利すると言う【イベント】を仕切って貰いたいとお願いされている。

 ただし、【グッズ】を買ってもらってから、【ハロウィン文化祭】の【クライマックスイベント】として、やるので、【10月31日】の夜の【4時間】でまとめることになる。

 それ以外の【10月29日】の夜から【10月30日】の朝までで10時間と、【10月30日】の夜から【10月31日】の朝までで10時間の合計20時間の内、余った時間は他の【部活】を見に行ったり、好きに行動して貰ってかまわないが、4分の1の5時間は、【天村(あまむら) 能活(よしかつ)】が残していった【テレビゲーム】で【プレイヤー】として【サクラ】をしてくれないかと頼まれていた。

 【能活】が【ゲーム制作部初等部4年生】で置き土産として残して行った、【テレビゲーム】の【タイトル】は、いくつかあるが、その中でも際立ったのは、

 【男臭(だんしゅう)】と【女香(にょか)】と言う【格闘ゲーム】だった。

 【男臭】とは、【主要キャラ】となる【8キャラ】以外は、全て、ゴリッゴリの男臭い【男性キャラクター】ばかりと言う【格闘ゲーム】で【主要キャラ】は、全て【男装】した【女性キャラクター】と言うことになっている。

 【女香】はその逆で、【主要キャラ】となる【8キャラ】以外は、全て、様々な魅惑的な【女性キャラクター】ばかりと言う【格闘ゲーム】で【主要キャラ】は、全て【女装】した【男性キャラクター】と言うことになっている。

 この2つの【格闘ゲーム】を【プレイ】して欲しいと、【中等部1年生】に【飛び級】して行った【能活】に頼まれていたのである。

 【芳一】も【小説】などの【創作活動】をする前は、様々な【ゲーム】をやっていたが、【創作活動】をしてからは、やる時間が無く、ご無沙汰である。

 だが、元々はゲームをやり込んで居たので、ちょっとやれば慣れると思っていた。

 ただ、【桔梗】や【瑠璃】と回る約束をしているので、5時間という制限時間の中でどこまで楽しめるかと言うのが疑問ではあった。

 こんな事なら、【能活】は【ゲーム】を残していたのだから、【ハロウィン文化祭】の前に少しやっておくんだったなと思ったが、後の祭りである。

 とりあえず、慣れるしかないので、夜になって就寝する前に、鈍りに鈍った【ゲームセンス】を取り戻すために、少し【現実世界】で【ゲーム】をして、【ゲーム感覚】を取り戻す事にした。

 とは言っても今日は、平日の水曜日。

 午前中は【バイト】である。

 なので、【バイト】から帰ってきてから、午後に少しやる事にしたのだった。

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