表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
都立夢異世界部活学校(とりつゆめいせかいぶかつがっこう)/第3章  作者: 羽絶 与鎮果(うだち よしずか)
10/77

第三章10 【10月29日/初等部4年生活動中】10/【6周目】の【選ばれし者】1

 【イリーガル(ILLEGAL)イグジスト(EXIST)/存在する非合法】となる【無冠(むかん)才覚者(さいかくしゃ)】達が暗躍している外では、【5周目】に続き、【6周目】の【選ばれし者】達が【日本】の【東京】に集結しようとしていた。

 それは、母体となる【夢異世界部活学校】が【日本語ベース】であるから、【日本】に居た方が何かと【得】になる事が多いからである。

 【6周目】は海外の人間が多いが、【7周目】は【日本人?】の方が多いとされている。

 【日本語】は世界的に見ると難しい言語である事から、どうしても【日本人】や【日本在住】の人に有利となっている。

 【夢異世界部活学校】全体の【部員】の数も世界全体を10としたら、日本や、日本に関連する人は6.5となっている。

 それだけ【部員】の数が多いのである。

 この世界で成功したければ、まず、【日本】、出来れば【東京】に行くのがセオリーとなりつつある。

 それには理由がある。

 【1周目】から【4周目】の【覇権】を手にした【神魔】が元、日本人男性であり、そうなる様に調整したのだ。

 だから、【夢異世界部活学校】や【選ばれし者】と言うのは【日本中心】になっているのだ。

 そんな訳で、【タイ】から、【日本】に来日する【選ばれし者】も【日本行き】を決めていた。

 いや、訂正しよう。

 彼女は、【選ばれし者】の【権利】を自ら降りたのだ。

 自分はどうせ【師匠】には勝てないから、【選ばれし者】では無く、【選ばれし者】の【2次眷属】を志願すると言って、【日本行き】を決めた。

 彼女は、【カワイイ文化】や【アニメ】が大好きで、将来は【アニソン歌手】としてやっていきたいと言う希望を持っている。

 だが、【タイ】に居るとそれを周りが許してくれない。

 なぜならば、彼女は立ち技世界最強格闘技といわれるタイ式キック・ボクシング、ムエタイ最強の【瞬殺(しゅんさつ)死女神(しにめがみ)】と呼ばれる女性である。

 彼女と戦うと壊れてしまうと言って、対戦相手が対戦を拒否するのだ。

 彼女は生まれつき、とてもしなやかで強靱過ぎる筋肉を持って生まれており、6歳にして既に敵無しだった。

 そんな彼女は、強すぎてムエタイに希望が持てず、戦う相手が居ない事で絶望した。

 代わりにのめり込んだのが、【ニッポンカルチャー】だった。

 特に【アニメ】や【カワイイ】ものにはまり、自分は【日本人】になりたいと言い出す始末だった。

 そして、【芳一】の【サイト】を見て、彼の【創作物】を師事する様になり、彼を勝手に【師匠】と呼ぶようになった。

 そんな彼女は特別な【四幅対(よんふくつい)】の【掛け軸】を6セット作った事により、【6周目】の【選ばれし者】の候補に選ばれたのだが、速攻で拒否し、

「自分は師匠の2次眷属になるっす」

 と言ったのだった。

 ちなみに、【掛け軸】の数え方が解らない方のためにうんちくを少し。

 【掛け軸】の数え方は、一幅(いっぷく)二幅(にふく)と数え、【陰】と【陽】、【風神】と【雷神】などの関連ある二幅セットのものを【双幅(そうふく)】や【対幅(ついふく)】と呼び、人の【幼少期】、【青年期】、【老衰期】などの関連ある三幅セットを【三幅対(さんぷくつい)】、【春】、【夏】、【秋】、【冬】などの関連ある四幅セットのものを【四幅対(よんふくつい)】と数える。

 それを作った彼女の名前は、【フィエーダ・シリラック】。

 ニックネームは、【ズィー】なので、【ズィー・フィエーダ】とも言う。

 また、彼女は現役時代、ただの一度も顔にヒットされた事が無いため、とても美しい。

 そして、彼女の中味は、【女性】の身体に【男性】の心を持つ、【LGBTQ】の【トランス(TRANS)ジェンダー(GENDER)(体と心の性が一致しない人)】である。

 彼女は自分以外の【美少女】が大好きなかなりエッチな女性である。

 (彼女は自分を【彼】と表現して欲しいだろうが、混乱を招く可能性があるので、失礼ながらここは見た目で【彼女】と言わせていただく)

 彼女は降りたが、【6周目】の【選ばれし者】はほぼ決まっている。

 その者達を少し紹介して行こう。

 ちなみに、【フィエーダ】の代わりには次点だった【インド人女性】/【アユーシ・ヴァルマ】が選ばれている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ