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哲学に関連する作品

宮本常一、柳宗悦、顔回。 中年以降に影響を受けた人たち

作者: 恵美乃海

民俗学の宮本常一。

民藝運動の主唱者、柳宗悦。

孔子の弟子、顔回。


中年以降、考え方に影響を受けた三人について書いてみました。

 中年以降で、考え方に影響を受けたのは、

 民俗学の宮本常一と、民藝運動の主唱者である

 柳宗悦かなと思います。

 あとは、孔子の弟子、顔回。


 宮本常一は、庶民たちのヒューマンヒストリーを聞き取り、地域と日々の生業に対するフィールドワークを重ねる。

 膨大な著作と、その時代相をとどめる膨大な写真が残されました。

 その凄まじいばかりのエネルギー。


 柳宗悦が、考察を重ねてたどり着いた芸術、宗教、哲学におけるその観念。

 自意識の無い、無作為により成された、無名の工人たちが作った日常雑器に、より優れた美を見出す。


 孔門において、学才・徳行第一と称され、

 作家、井上靖がその著作「孔子」において、登場人物の台詞を借りて、

 過ぎている人と評した(頭がよすぎる。純真すぎる。努力しすぎる。勉強しすぎる)

 顔回の、その高雅、謙抑、中庸、至善な人間性。


 でも中年以降に知ると、こういう方たちに向きあってしまうのは、精神的に疲れます。


 もし少年時代によく知っていたら、人生に関わってしまうような相当な影響を受けたかもしれません。

 そして

 宮本常一のようなエネルギーは無く、

 柳宗悦に反して、自意識大で、

 顔回のような至純さとは無縁な自分に、ちよっと悩んだりしたかもしれません。

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