平行世界の私たち
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終別れ 二度と会えぬと 知りぬれど
見上げてしまう きみといる空
解説
頭のなかで思い付いたはなしを短歌にしました。
『終別れ』は正しくは終の別れ、言い換えると『今生の別れ』ともいって一生会うことができない別れを表しています。複雑な事情があり二度と会えないことを知っているけれど、会いたいと思うあまり空を見上げてしまいます。
『空』には二つの意味を込めていて、みんなが空を共有していることから『未練』を、空はどこまでも広く昇るには時間がかかることから『時間をかけて君への思いから解き放たれてゆく』という意味です。