かつお節だよ!おっかさん
タイトルが、かつお節武士、かつお節だよ!おっかさん のどちらするか迷いました…。
ゴメン本当は適当です!。
かつての私は大海に住んでいたらしい、今は根無し草だが別に不便では無い未練もそれほど無い、強いて言えば…かつての同胞に二度と会えない事だろうか?ふぅ現実逃避は辞めよう今私の身は危険に晒されているかつての私は魚と言う生き物だった、先ほど述べたとうり大海に住んで、いや泳いでいた、しかし人間と言う生き物に捕まり捌かれた、本来であれば私の意識はそこで消える筈だった。
しかし、私の意識は何故か消えなかった、理由は未だに分からないが、まるで何かの意思に動かされているようだ……ぐっなんだ?、私の身体が何かに侵食されてしまう、更に何という日差しだ私の身体が焼かれていく、私の身体は次第に固く痩せ細くなって…私は……。
あれから2年の歳月が経った、かつての私は既にいない私は生まれ変わったのだ、そう本枯武士として生まれ変わった!、武士…何という心地よい響きなのだろう、私の身体はかつての大きさの10分の1以下だろうか?随分と小さくなったモノだ、だが身体全体から染み出る力強さは、かつての私の数十倍のような気がする、更に私の身体は強靭な…いや、言い過ぎだな正確には強度又は硬度を手に入れた、ふふふ、今の私を傷つけるのは並大抵の事では無理だろう。
何という事だ、まさか私が誘拐されるとは、誰か予想できたのだろうか?そうだ、本枯武士の私を武士である、私を!?少し落ち着こう、ふぅ、しかしこの生物は何故に私を誘拐したのだろうか?理由が分からない、少し観察してみよう…ふむ、強度は私より低いな現に私を傷つける事が出来ないようだ、次に…四足歩行?なのだろう器用に使い分けてる、それとやたらと毛が多い生物だ、む、なんだあのクネクネ動くモノは気になる足…ではないな謎だ。
むっ!なに奴…?小さい生物がいるな、先ほどの生物と似ているような?気がする、ん、何だ?近づいてくる、なっ何をする無礼者め私を舐めるな!辞めろ、止めろ、やめろ、ヤメロ!、くっ何という事だ、言葉が通じない!。
はっ!なすがまま…なんだこの言葉は急に?きゅうり?……ん、違う気がする。
むぅまたか、いや今回は移動だが私はあの生物に咥えられている、ぅわぉぉんぅわぉぉん?、と謎の鳴き声をあげるのは正直辞めてほしいのだが言葉が通じない以上私にはどうする事も出来ないお手上げ状態……手?生前の私は魚だ胸ビレ背ビレ尾ヒレ、手が無いな?お手上げ、とはいったい?。
ふぅ、この生物は何時まで私を咥えているのだ?その貧弱な強度では私を傷つけるのは出来無いというのになんとも愚かなり、まぁいいだろう、この程度の事は許してやろう、ふふふ何せ私は武士だからな!、しかし食えない武士か……はっ!なんだ?今なにかが…。
シュ シュ シュ ん、何だ、何の音だ?シュ シュ んん?これは……私が削られているな?もしやこれが切腹なのか?ほう、なるほど!これがそうか、うむ、切腹とは何度もするモノなのか!ふふふ私は武士だからな!いいだろう受け入れよう、しかしいつの間に私は削られていたのだ?記憶に無いのだが……。
ふむ、なるほど切腹をすると小さくなるのだな知らなかった、やはり文武両道は大切だな強度だけでなく学習も出来なくては、これから時代は活きていけないと、そういう事なのだろう…しかし、私が切腹した事により削られた身を一心不乱に食べていた生物は再び私を咥えているのだが……そうか!これが飯抱えるか……なるほど給金の代わりに私の身体で養う、つまり家来か!ふふふ、私は武士だからな!うむうむ家来かいいモノだ……む?何だ?今誰かに色々と言われたよう気がしたのだが気のせいか?。
ふむ、今までに起こった事をまとめよう、私は生前は魚、現在は武士だ、私はこの生物に誘拐さたと思っていたが違ったようだ、これは家に来て下さい、と私達を家来にして下さい、とその代わりアナタを食べさせて下さい、とそういう事なのだろう。
なるほど、これではこの身が持たないな…だが、私はこの生物達の主なのだ!たとえこの身が砕けようとも!己が最後の一欠片になろうとも、家来を養うそれが主なのだ!……はっ!そうか…それが私が生まれた理由なのか?ふっ誰かの糧になる悪くない、かつお節人生であった、はっはっはっ……ん、人?。
Q なぜおっかさん?
A 家来?が母猫、仔猫なので。
取り敢えず出来たので放流しますね!。
身を削る思い…あなたにお届けします。いらないと?そっですか……。残念!切。