ゴブリン襲撃
そんなわけで、近くに転がっていた石を拾って魔力を込めて召喚してみることにした。
「どうすりゃいいんだ、魔力ってどう込めたらいいんだ?まあいいか!はああ!召喚されろ!!!」
すると石が光を放って、変化しだした。
「おお!!これは!!!ゴーレムとか生まれちゃうやつか??」
光が収まって出てきたのは石の剣だった。
名前 :石の剣
スキル :石で出来た剣
耐久 :10/10
「なるほど、まあとりあえず武器にはなるのか。無機物だと魔物は生まれないのかもしれないな、、」
そしてステータスを確認すると魔力が減っていた。
魔力 :200/300
「今ので100の魔力を使ったっていうことね。まだ魔力を込められそうだったから調整は出来るのかもな。ふむふむ。」
男が考えていると一体のゴブリンが近づいてきた。
「なっ!!ゴブリン!!漫画で見たゴブリンとは全然違ってリアルだとキモいし、殺意が凄い!!」
男は足がすくんで動けなくなってしまっていた。
「こんなやつ本当に倒せるのか?いやしかし、やらないと俺がやられる!生き延びるためにはこいつを倒すしかない!」
腹を決めた男はゴブリンに向かって剣を構える。
するとゴブリンは男に向かって突進してきた。
「キシャ―――!!!!!!
「うらららあああああ!ザシュ!!」」
「ギイイ!!」
男の振った剣はゴブリンの頭を切り裂き、絶命した。
「はあ、はあ、はあ、やったわ。」
本能のままに突っ込んできたゴブリンを運よく撃退することが出来た。
「ふう、なんとか倒せたな。石の剣は壊れちまったか、、、」
今の攻撃で石の剣は耐久値をオーバーしてしまい壊れてしまっていた。