私は死神の彼を恋人に選んだ。
私が5歳の時、私は重い心臓病になり私は生死を彷徨った。
夜遅くに個室の病室に現れたのが彼とのはじめての出逢いだった。
実際は大きなカラダに真っ黒の男と小さな男の子が、私が寝ている
枕元の前に立っていた。
そして、その大きな男が小さな男の子に言う。
『どうやら...? この子はまだ寿命が来ていないみたいだ。あと何年かは生きれる
ようだな~! 後はお前に任せる。この子の傍にいよ!』
『はい。』
...と言う会話が薄っすら私の記憶に残っている。
そして数分後、彼らは姿を消して私はそのまま眠ってしまった。
私の名前は 『楠本 あみ』16歳の高校2年生だ。
私は医学の進歩なのか? 今のところ問題なく学校にも通えている。
ただ激しい運動は出来ない、心臓に負担がかかるからだ。
◆□◆
そんな時、転校生がやってきた。
私は彼を見たとき...はじめて会った気がしない不思議な感覚を受けた。
彼の名前は 『四神 くい』 彼は17歳になる。
私は彼と直ぐに仲良くなった。
私たちは、席も隣同士で家も同じマンションだった。
それに何より、性格が物凄く合って一緒にいると落ち着く。
なんだか以前から彼の事を知っていたみたいに......。
くいも私と一緒にいると落ち着くよと言ってくれる。
私はずっとずっと彼と一緒にいたいと心の底から思った。
でもそんな時に、くいから私に話があるからと言われた。
私はてっきりくいから告白されるものだとドキドキしていたのに......。
くいから意外な事を言われた。
『俺ね? ずっと昔にあみと会っているんだよ。』
『えぇ!? 私と...? 私は子供の頃はずっと病院にいたから......。』
『そう、病院で会ったんだ。』
『病院って? くいもドコか悪かったの?』
『違うよ。』
『じゃ、誰か? 入院しててお見舞いに来てたの?』
『違うよ。』
『じゃ、なんなの?』
『よーく思い出してごらん? あみは俺と会っている。』
『うーん? ちょっと待って! 思い出すから。』
『いいよ。』
『あぁ! まさか!? あの時の小さな男の子とか?』
『そうだよ。思い出した?』
『でも、あれは夢を見ていたと思っていて...違うんだ?』
『夢じゃないよ! 俺は死神だ! そして俺は君の担当する死神だよ。』
『そんな、そんなのないよ~ 酷すぎる! 私はくいの事好きに......。』
『俺は親父から引き継いだんだ! 今は俺があみの死神。』
『私、いつ死ぬの......?』
『それは言えない。俺にもハッキリとはわからない、だけど?』
『だけど...?』
『大体は、わかっている。』
『そうなんだ~ でもどうせ、言えないんでしょ?』
『うん。ごめんな!』
『いいよ。その代わり私と付き合ってよ! くい。』
『そんな事無理だろう。あみは......。』
『それでも付き合って! いいよね!』
『......』
そして、少し強引に私たちは付き合いだした。
私は自分が死ぬと分かっていても、くいが私の死神だったとしても!
付き合えることが物凄く嬉しく幸せだった。
いつ死ぬのかわからないけど...? だから、くいが私の傍にいてくれる。
私が死ぬまで、ずっとくいと一緒でいれることが幸せなんだよ。
でも、私の寿命はそんなに先まで無かった。
くいは知っていたのかもしれない! でも私には言わなかったしサトラレない
ようにしていた。
ただただ私の傍にいてくれた。
とうとう、私は、私の心臓が止まった!
そして、そんな私をギュッとくいは抱きしめてくれた。
涙を流してくれた。
私はそれだけで嬉しかった。
私はこれからもずっとくいの傍にいたい!
最後までお読みいただきありがとうございました。




