温暖化対策(案)
地球温暖化の原因は二酸化炭素。
だけど現実ではエネルギー生産の為には二酸化炭素が排出されてしまう。
ならば…二酸化炭素を排出しないエネルギー生産方法を作ればよい。
しかしエネルギー生産方法を切替えても、熱エネルギーは増大してしまう。
で、あれば…地球が受ける熱エネルギー量を調節してやれば良い。
…やれますよ、二つの超巨大プロジェクトを連動させれば。
【プロジェクト1:宇宙発電】
まぁ、名前だけでエネルギー対策になる事は判ると思います。
直径数千キロの太陽光発電衛星を建造する訳です。
ただし、それだけでは地球のエネルギー量がプラスに傾いてしまうので、発電衛星の影を地球に落とすようにして、地球が受ける太陽光量を僅かに減らします。
言わば、宇宙日傘。
これで、地球温暖化対策もOK。
更には発電したエネルギーの受電基地はシベリア等へ建造する事で、その変換ロス熱エネルギーによって、北極エリアを暖める事も出来ます。
南極には作りません。
むしろ宇宙日傘で冷やします。
北極を加熱して可住地を増やし、南極を冷却して海面を下げるって訳です。
【プロジェクト2:ギガマスドライバー】
発電衛星を建造するには、莫大な量の貨物を衛星軌道へ上げる必死があります。
でも…化学燃料ロケットでは、非効率過ぎ。
そこでマスドライバーを建造します。桁違いどころではない規模の奴を。
加速全長1万キロ。
計算上1G加速で5千キロ程加速すれば秒速10キロに達します。
所要時間は30分位だった筈。
(計算結果は忘れたので、誰か計算してみて下さい)
この超長大マスドライバーで、発電衛星の資材を衛星軌道へ投射しようって訳です。
マスドライバーのエネルギー源は電力。
そっちは実証試験版の発電衛星から供給。
プロジェクトを平行させる意味が、ここにあります。
あたしの想定するマスドライバーの構造は、線形ではなく円形です。
直径数百キロの円形マスドライバーで加速します。
円形ルートで十分な速度まで向上させた後、直線の射出ルートへ分岐し、衛星軌道へ投射します。
円形ルートへ入る前、時速1000キロ程度までの加速には、リニアモーターを使用。
直線のリニアモータールートで予備加速、円形の電磁ルートでメイン加速、直線に近い投射ルートで最終加速です。
あたしの想定する建設場所は、
中央アジアです。そして射出ポイントはK2山頂。更に2キロ位のタワーを立てて、高度10キロ位での射出にします。
トルメクスタンの砂漠に発射基地と円形ルートを、そこからウズベキスタン、タジキスタン、アフガニスタン、パキスタンの国境付近のカラコルム山脈を走って射出ルートが延び、最終的にカリマバードからK2山頂までの最終投射ルートになります。
射出ルート内は真空に近い低圧としたいので、工夫が必要かな。
先に減圧チューブに封入してから低圧にして、それからリニアモータールートへ接続すれば良いかな。
まぁ、そんな具合で、比較的安価な衛星射出装置を建造します。
【オマケ:世界征服】
建設予定地が紛争地帯ですし、なんかウザったい事を言って来そうな国も多いから、予め世界征服をしておこうと思います。
…世界征服しちゃ、ダメ?
1G加速での所要時間等を、再計算してみました。
1.第一宇宙速度(28,400 km/h)
0:13:35.569
3,261.460km
2.第二宇宙速度(40,300 km/h)
0:19:1.572
6,389.951km
3.第三宇宙速度(60,100 km/h)
0:28:22.416
14,210.919km