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手紙から始まった交際・・・・だけど  作者: ロックハート
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6 中一文化祭

本命以外の手紙ももらってしまいました

 秋の文化祭で自分は作品の掲示係りとなった。習字作品の掲示作業中に彼女の作品が2枚あることがわかり、どちらを掲示するのかわからず彼女に聞くべく会いに行った。

 偶然ではない、会える用事ができ嬉しかった反面、また気不味い思いをするかと思うと気が重かった。

教室を2,3探すと彼女がいた。このままどこにもいなければそれは、それで安心だった。


しかし3番目の教室で英語のペン習字を掲示している彼女がいた。


 予想した通りお互いに3mも離れての事務的な会話であった。台の上に上がっていた彼女に聞いた。


「この習字の作品は2枚有るけど、どっちを掲示すればいいの?」


 彼女の名前も言えずぶっきらぼうな聞き方であった。


「先生にどっちを出したらいいか聞いたけど、どっち共言えないので2枚貼り出していいよと言われたから2枚貼って頂戴」


「そう、判った」


 お互いに視線を合わさない、事務的な会話であったが直接会えて話せたことが嬉しかった。

 中学生の、正義感からか、なぜ彼女だけが二枚貼り出すことを許されるのか、贔屓ではないのかという疑問も残った。


・・・中学1年  中身不明の手紙をもらう・・・


 校内で、女子から手紙をもらう。自分から見て、大人びて見える活発な女子だった。淳子とは違う、別な要素で自分には、眩しく見えた。

 廊下でいきなり、手紙を受け取った。受け取っても、すぐには読む事ができなくて、授業の後にでも読もうかと、そのままにしておいたら、次の授業の後、


「読まないで捨てて」


と告げられた。

 大人びて見えた=何かしら引け目があった自分は、言われがまま、細かくちぎって廊下のゴミ箱に捨てた。

 記憶が、定かではないのだが、手紙をもらって、捨てていた所を、見ていたらしく、(但し誰から誰へ渡したかは不明だったらしく??これも疑問だらけではあるが)

「ラブレターを渡している奴がいたっけ。」

「ゴミ箱に投げていたっけ」


 と囃しながら自分に言われた。 

自分は、


「えーそんなヤツがいるんだ」


ととぼけた。捨てたゴミ箱から慌てて、破いて捨てた手紙を拾い集めた。

 なぜこの時、渡した人と、受け取った自分の名前が、話題に出て来なかったのか不思議で疑問だらけである。からかいの効果を増すためかプレッシャーを掛けるためだったのか・・・

 この彼女も、記憶の中では、しばしば登場し、見ていた奴も、後に教室で、私達を覗いていた奴である。


 思い出した記憶では、この彼女は、中学の修学旅行中、宿について整列している時、突然近づいてきて、自分の脇腹付近の学生服を指でなぞり、


「これがダーツって言うんだよ」


と、教えてくれた事がある。


家庭科授業の時間に、洋裁でいう

 

「ダーツってなんの事だ」


と 周りの女子に聞いたことがあったのを覚えていたらしい。質問した時と、修学旅行との時間経過は全く思い出せないが・・・



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