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手紙から始まった交際・・・・だけど  作者: ロックハート
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57 まだ

 48年7月 21歳  初めての登山


 このころ会社の先輩に、県内 最高峰 巖鷲山に半強制的に同行させられた。

初めての登山故、装備も、よく解らず、ビーチマットやら、米やらを荷揚げして、頂上を走破後に山小屋に一泊した。

 朝食に、ご飯を炊いたが、二千㍍での炊飯は、気圧が低く芯のあるご飯しか出来ないため、非常に食べにくく、喉が通らなかった。無理にでも食べないと行動が出来ないため、副食とともに流し込んだ。

 登山としては、あまりいい記憶がなく、苦しい思いしか残らなかった。しかし回を重ねて用具も揃え、食事も加工済の行動食や嗜好品を携帯することで、以降山の魅力と、頂上で飲むビールの美味さで、ピーク登山ではあるが、今でもそれは続いているし、偶然のきっかけで知った彼女との趣味が合ったため、結婚後の彼女と複数回の登山で出会う事が出来たのだった。


《これもいつだったか忘れてしまったけど、近くの高原にドライブしたよね。お互いに付き合っているという意識があるので、成人式直後かな。それとも卒業直後かな。三台目の車だったからもう卒業してただろうか》


 高原の頂上から引き返すとき、途中で、工事をしている、舗装していない脇道に入った。

ここでUターンしようとしたのだが、登り坂でタイヤがスリップして元の道にもどれなくなったことがあった。


彼女は、


「降りて押すよ」


 と言ってくれたが、ぬかるみであり、自分は女に車を押させることなど全く頭の中にはなく、なんとかなるだろうと、そのままバックで下ると、平坦な所にたどり着くことができて事なきを得た。


 このドライブか、別のドライブだったかは記憶が薄いが、夕方になり、彼女を自転車で来ていたバス停まで送って彼女が車から降りる時、ひとこと あーおしっこ漏れそうだったと つぶやいた。


 すぐ車を下りたため、はっきりとは聞き取れなくて、返事も出来なかったがトイレ関係の言葉は聞いたことがあまりなく驚いた。

 この時期、トイレのことを口に出すということは、気を許してくれていたということだったのだろうか? 聞きようによっては、つまらないドライブで、捨て台詞とも思えてちょっと気になった。全くの推測なのかもしれないが・・・・・・


《でもまだ笑顔のドライブだったよね。でも、もう将来のこととかを話すこともなかったし、ありきたりで、もう遊び友達でしかなかったのかな。別の相手までの繋ぎだったのかな。次にまた会える約束もできてなかったよね。そんなことも知らないで俺は、まだ誘えばいつでも会ってもらえると思っていたんだ。》



時間経過がバラバラで、付け足しになりました。

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