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手紙から始まった交際・・・・だけど  作者: ロックハート
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54 笑顔のない再会

 47年10月

 しばらく交際が途絶えたが、もう一度よりを戻したく、自分から電話をして、勤務先の同僚と会津に向かった。

 同僚と 何処かに旅行したいという話題になって、福島へ行こうと自分から行き先を振った。俺の彼女に案内をさせるとも。


《ばかだよね。まだ俺の中では貴女は、俺の大切な彼女だったよ。会津に行くことを電話で伝えても嬉しそうでなかったことは、俺には理解できてなかったよ。貴女はもう俺に会うことは迷惑だったのかな。》


 前日午後出発し会津到着は、夕方から夜に掛けて到着。


会津到着の前日に農道でテントを張り一泊して、朝方彼女に会いに行った。


 結果的に同僚を利用して彼女に会いに行くことになるのだが、彼女に案内をしてもらって二人で写った写真に一切笑顔はなかった。


 この時は、もう彼女の中では、別れが決定的だったのか?


 会津で再開した彼女は、中学、高校時代のようなショートカットになっていて、顔が幾分ふっくらしていて、かわいい面立ちになっていた。


 同僚との観光ということで、会津城、五色沼、吾妻スカイラインなどを案内して、帰りは福島駅で彼女とは別れた。


 福島からまた、会津へ送っていけばよかったのだが、車の所有者兼ドライバーである同僚に再度、会津へ戻ってと頼むのは気が引けた。彼女に対しては冷たい態度だったなと、後で反省した。


 この旅に出るべく電話で彼女に自宅から電話をしていると、父親からこの旅に反対する言葉があった。


「行くのはやめろ。もう決まった男がいるかも知れないぞ」


 と

 自分は、この言葉を無視した。彼女にそんなことがあるはずがない。まだ自分との関係は切れていないと確信していたので、オヤジに対して言葉で反発した。 

が、オヤジは彼女がもう婚約とか、結婚が決まっていることを知っていたのかもしれない。

 祖母が存命中、昔の話題を父母と話していたことが記憶にあり、親戚としての付き合いはないが過去にはそれなりの付き合いがあったのかもしれない。また母の実家は彼女と同じ地区であり、距離も近かったので、噂話でも聞いていたかもしれない。



《婚約とか、結婚をすると女性は、容姿が変わるといわれるけど、もう貴女は約束した人でもいたのかな。何も言ってくれなかったね》


《写した写真も何かの機会に渡したかもしれないけど、もう貴女と疎遠になった頃から記憶がないよ。ほんとに笑顔がない貴女の写真だったね。福島で別れるときは見送ってくれたけど、つらそうでもなく、あっさりしていたよね。早く別れたかったのかな。帰ってから電話でこの時のお礼もしたような気もするけど、何を話したろうか》


ここで、淳子の在学中の話は終わりです。

手紙の話題も、もうありません。

次回はいきなり社会人からですが、過去の付き合った話題が前後します。それと健太郎の希望的想像の話だけとなります。


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