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4 中学入学一日目
クラス違うと
中学入学式当日、クラス分けの名簿が通用口に貼り出してあり、なぜか淳子と一緒のクラスになれる事を願って自分と、彼女の名前を名簿から捜していた。
掲示されたクラス分けの名簿を左から右へ探して行くと、自分の名前を見つけ、さらに左へ目を移す。女子は、男子の後に書いてあり、誕生日順で、彼女は九月。
何度探しても、同じクラスの名簿には彼女の名前はなく、他のクラスの名簿を探すことで、同じクラスになれなかったことを理解した。
(特に好きという感情ではなかったが、とにかく気になる存在だった。異性を好きになるということが、どうゆう気持ちなのかもわからなかった)
希望が叶えられる事はなく、違うクラスになって、ひどくガッカリした記憶がある。入学した瞬間からもう,学年が変わればクラス替えがあるかもしれない、一緒になれるかもなどとはるか先の事を願ったが、中学時代はついにクラスが一緒になることはなかった。
この時も特別に彼女を好きというような意識はなかったと思う。ただクラスが一緒にならなかったことが彼女に対する意識が強くなっていった原因の一つと思う。彼女にしても同様だったのではないかと思う。




