2 ちょっと気になる
・・・それは、小学校から・・・・
なにしろ 小学生から 思い出してしまった。
それは小学5年から始まった。
《小学5年の時、生徒会のクラス委員に貴女と二人で選任されたことがあったよね》
委員会に貴女と出席した時に風邪でもひいていたのか時々鼻をクックッと鳴らす時があった。自分は貴女と同じことをして貴女の気を引きたかった。 漠然とではあるが貴女を意識し始めていたと今考えれば思われる。
貴女は成績もよく自分よりも頭がいいと思っていたため憧れもあった。
小さな事でも、貴女と同じ行動を取りたかった。
議長:「遠足のお小遣いについてですが」
自分:「自分たちのクラスは300円にきまりました。」
貴女:「ちょっと、それはもう終わった議題よ!」
自分:「あれ そうだっけ」
自分:「・・・・・・・」
《なんて応答があったよね。お小遣いの議題は、なんで終わったことだったのかな?》
《委員会のこんなこと、思い出したんだけど、トンチンカンな提案して発言をとめられたんだよね》
・・・小学6年 習字教室・・・
なぜ 習字教室が開かれていたか、日曜日に学校で毛筆習字教室があった。
有料か無料だったかも判明しないが、数人の生徒の中に、彼女も一緒だった。
習字教室と言っても、先生が来るまでは、ほとんど遊んでいた。墨を付けた筆を、目隠しをした友人の両手指に挟み、どちらに腕を引くかによって、墨が手につくか、つかないかの遊びだった。
・・・小学6年の時、国語の時間、授業で詩を作らされた。彼女の詩のタイトルは雷だった。・・・
《“雷は怒っている様な音。自分に似ている・・・・”のような書き出しだったよね。》
全員の詩が、教室の後ろに掲示されると、彼女の詩の 題と、名前が 一行目になっており、つなげて読むと雷淳子となり、彼女は、少々きかんこで、彼女の性格と合っていたため、男子生徒から題と名前が一致するとからかわれていた。自分はそれが嫌で、その周りからそっと離れた。
《小学6年、算数のテスト中、㍑(アルファベットのLの小文字筆記体)の書き方が判らず、前の席にいる貴女に、
「教えていいことだったら教えて、リットルってどう書くんだっけ」
と小声で聞いたら、前を向いたまま、手で空中に㍑の形を書いて教えてくれたよね。》
《後々二人でこの事を話したら、今考えればカンニングであることは明らかなのに、
「どうしてもその時は教えてあげたかった」と言ってくれたよね。》
こうして二人だけの秘密が出来て互いに意識し合ったのはこの時からと今にして思う。少なくとも自分はそうだった。
自分は、体が大きく、学校での遊び仲間の間では、一目置かれていた。
ただのいたずらだったのだが、遊び仲間二人の足を、向かい合わせで縛り、見ようによっては、抱き合っているようにも見える格好をした。放課後の掃除時間で、ふざけていたのだが、教室でのことであり、女生徒からは、あからさまに総スカンをくらった時期があった。
廊下や教室で、女子の側を通ろうとすると、あからさまに避けられた。まるで犯罪者を見るように。男友達と話し中、女子のグループにわざと近づいて、逃げまわるのを見てもらうことで自虐し、女子に避けられる悲劇の男子を装った。
しかし成績も悪くなく、担任教師からも、いい子ちゃんグループの仲間に加えられていて贔屓してもらっていた。学習発表会でも、自分はドラム、成績の良かった(贔屓されていた)女生徒達はアコーデオンで(敬俊もいたかな)彼女もその中にいた。この話題は後々デートの時の話題にもなった。
彼女のことが気になるのですが、なにがなんだかわからない状態です。




