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手紙から始まった交際・・・・だけど  作者: ロックハート
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107 真由美という女 その二

久しぶりのアップです。

真由美はよく笑う。


俺が知っている真由美は、接客商売が常だった。

コンビニアルバイト。服飾販売店、生命保険の勧誘員 そして夜の週末は俺の馴染みの店でのアルバイト。


どれも接客業であるためか、会話中によく笑う。いわゆる愛想笑いというやつか。あまり可笑しくない冗談でもアハハとかウフフとかの笑い声で、ほんとに心底から可笑しいわけではないことは俺でもわかる。


ATM状態


俺が真由美を目当てに馴染みの店へ飲みに行くと、目的である酒、カラオケ、そしてタバコの喫煙量が増える。真由美も喫煙者である。そして真由美のタバコは箱が小さい。そういう銘柄で、女性用なのかタバコ自体が細い。メンソールらしい。入っている本数は数えたこともないが店で真由美に会うと

「タバコがなくなりそう」

「健ちゃんの買ってくるから私のも買っていい?」

 とくる。俺は嫌な表情をするが拒否することは稀である。いわゆる真由美への点数稼ぎなのだが、それにしても真由美は客に甘えるのは上手い。

閉店になると、俺が好んで真由美とタクシーで一緒に帰るのを望む。方向は反対でタクシー料金は当然増える。まあ好みの女性との一時的にでも二人きり?になれるのはタクシー料金が増えることよりも優先するのは仕方がないだろう。


で真由美がまたおねだりとなる。明日の朝食の材料がないの。これから帰るとお風呂に入って、髪を乾かして、なんたらかんたらで朝がつらいの。菓子パンと、ヨーグルトも買っていい?

結果コンビニによってなんか買ってとなる。


これも一方的に惚れている弱みで、了解してしまう。まあ 金額も高額でもないし、俺のコーヒー、たまにタバコ。朝のおやつなどを買うと、ついでと言ってもいいのだが、所謂世間ではATM状態に俺はなってる。


家族の話


 真由美は街の郊外に、特徴的な家を建てている。外観は黄色。屋根に出窓が付いている勾配のきつい三角屋根で、多分屋根裏部屋にでもなっているのだろう。自宅に呼ばれたことはない。


不思議と周囲と違和感はない。新興住宅地のため、若い感覚で建てた家が多いからだろう。

子供は二人なそうだ。専門学校生と高校生かな。この辺は真由美と会話しても楽しくないのであまり深入りしないで聞き流すことにしている。

母親が実家にいるらしい。それぐらいかな俺の記憶にあるのは。


相方の非道


 当然子供がいれば、相方もいる。当地の競馬の関係者らしい。初めてそれを聞いたとき、

「今度のレースはどれが勝つ?」と聞いてみた。当然教えてもらえるとは思っていなわけだが。

「それは教えられないの。関係者の家族の守秘義務だから」

と俺が思っていた通りの返事が返ってきた。意外と見た目と違い、最低限の常識はあるようだ。


 旦那の話になると、相方は相当の非道らしい。非道は大げさかもしれないが・・・

家計費を出さないらしい。子供の学費、食費、小遣い等々。真由美が稼いだ給料を当てているということ。ある日真由美が自宅に帰り、風呂に入っていると電源を切られた。風呂のお湯が出なくて冷めていた等々。

俺は、相槌を打って ふーんと答える。早く別れろとは言うが、本気ではない。他人の家庭に首は突っ込みたくないのが本音である。



猫ブログ

 真由美はブログをしていた。自宅で飼っている猫の写真をアップするブログである。少なからずの読者がいるらしい。俺も定期的に見ていた。まあ 俺は犬派だからさしてかわいいとは思えないが、真由美との話のネタにはなる。更新した都度感想を言うと、

「かわいいでしょう」と 返事が返ってくる。

猫かわいがりというのはこれのことかな。



初めての買い物


冬でも生足、前から見るとミニスカート風、でも後ろから見るとショートパンツ風で

生足が俺好みの少し太目で目を誘う。で店で他の客がいないときに、太ももを軽くタッチしても拒否しなかった。

「俺はきおつけしたときに太ももの間に隙間ができない程度の足の太さが好きなんだ」

というと、店のなかで立ち上がり、両足をそろえて立つと

「足がくっつかないよ」 と答える。

少し残念そうな声だったが、俺は見た目が大事。隙間ができない程度と言ってはみたが、真由美の足は俺にとってドンピシャだった。まあ それぞれの好みということで、太ももがくっつく程度の太目ということは、それは相当太いのかなと考えを改めた。



で 電車で遠くの街に女子会に着ていく服を買う手伝いを頼むと以外にも軽く引き受けてくれた。

正直拒否されるとおもっていたのだが。

俺は、時々県庁所在地に仕事で出かける。電車で一時間程度の街で、まあ二か月に一回程度の頻度。ほとんどが打ち合わせで、お昼前には終わる。この時間を待ち合わせにして駅で待ち合わせ。そのまま駅前のデパートで買い物、食事、ウィンドショッピングと真由美下着なども時々買ってあげる。冗談半分本気半分でTバック買ってとか、網タイツ買ってとか言ってみるが、ほとんど売ってない。みな俺の秘密の趣味である。


買い物中に店員から 仲の良いご夫婦ですね と言われる。時々手を繋いで店の中を歩くからか、何度も来ているうちに俺たちのことは知られているかもしれなかった。

「健ちゃん。仲のいいご夫婦ですねと言われたー」と大きな声で店の中で俺を呼ぶ。

「夫婦じゃないって言ったけど私たちってどんな関係?」

「不倫―」 と俺は答える。


その時の店員の表情はどうだったんだろう。真由美に確認はしていな。


帰りの電車ではで中でもミニスカートの時に、寒いだろうと俺のコートを膝にかけてあげる。俺の変態的本能がむらむらと発揮されて、コートの中で足をタッチしてみる。うーんピチピチではない年齢で感触もそれなり。しかし足をタッチしても拒否されなかった。なんとも不思議な女である。


昔の服装


また別の日、俺の何かの行事で着ていく服を一緒に見立ててもらうために電車で遠くの街にでかけ、俺の服を見立ててもらい、そのお礼として真由美のバッグやアクセサリー、下着を買い、食事をするのが定番になった。まあ 飲み屋の女と其の客という関係から少しはみ出した関係になったわけだ。恋人未満、友達以上とか世の中ではいうらしい。俺からはチューしようよとか、積極的にスキンシップをエレベータの中や、二人きりになると仕掛けるが、まあ 相手にされない。

それでも何度も付き合うと、真由美の過去の話もちょくちょく聞かされる機会がある。

「あのね。コンビニで仕事しているときに支払いをしているお客さから食事に誘われたの。年下の男から。何人も」とか。

そう真由美はその服装や行動パターンからか若く見られるらしい。俺も少しだけ騙された。

「健ちゃんと付き合ってくれる若い女なんて私くらいしかいないんだよ。20歳も違うんだから」


え?20歳年下かよ。まあ少々サバを読んだとしてもそれくらいかなー?でも手の皮膚感や個々のパーツをよく見ると20歳下とは思えないが?と冷静に見た感想だった。

息子の授業参観に行った時の写真もスマホの画像で見せられた。

「真由美って元ヤンキーだったの?」

「そうちょっとね。みてこの写真」

そう言って見せてくれた写真は、ミニスカ。派手な原色の上着。母親として参加する授業参観にしては少々奇抜である。襟が大きく幅広の形で襟も立てている。色は緑。ファッションショーに出てくるような と形容したらいいのかな? 回りの母親と比較しても異質である。

 その後、息子の学友から、お前の母親はヤンキーか?と聞かれたそうだ。まあ俺が元ヤンキーか?と聞いたから、話を合わせてくれたのかもしれんが?


 こんな真由美が見立ててくれる俺の服装は、相当に若作りとなる。センスが変わったと時々言われるが、淳子からは反応はない。


コンビニの店員から、服飾販売チェーン店の店員に仕事変わる。2015年 3月ごろ で離婚

 

 真由美と付き合い始めてから、一年ぐらい経過したかな。生活費を稼ぐためもっと給料が多い仕事に就きたいと常々話していて、コンビニバイトから、服飾系の販売店に転職した。終日勤務だからそれなりに給料も上がったはず。

 それから数か月後に別居。そして二か月後離婚。

転職した仕事のノルマはそれなりにきつかったらしいが、持ち前のセンスと人当たりのよさで売り上げはまあまあだったらしい。固定客もついて、店長まで昇格したらしい。定例店長会議やら、自身で商品買い付けも任されたと言う。それに伴い、やせて体調も悪いと告げてきた。食欲もないと言う。

 俺は、真由美が常に店にいることは知っているため、街に出かけるついでに店に寄り、真由美の好きな菓子や栄養補助食品を渡す。自家製野菜も。

 真由美の特長である足が、やつれて細くなるのは、付き合う理由がなくなるので、仕事の愚痴を聞いてやり、差し入れも頻繁となる。しかし店長としての責任やら、新しく入った売り子の仕事内容に不満が多くなる。

 別居するに当たり、アパートの保証人を頼まれるが流石にそれは拒否。親戚や親子でまず頼むことだよと言ってみた。引っ越しの軽い手伝いをして、備え付けの冷蔵庫を交換、洗濯機の中古を探して搬入の手伝いやら、ベットカバーやらを買いそろえ、電気ストーブを転居祝いに買わされた。



また仕事変わる 夏


仕事がきつかったからか、人間関係が煩わしかったからか、真由美は数か月後再度転職。今度は生保レディだと。確かに実入りはいいだろうが使い捨てにならないだろうか?俺も、馴染の飲み屋のママも勧誘されるだろうな。知り合いの紹介も。

危惧していた通り、勧誘された。知人の紹介も頼まれた。が 勧誘は、断る。特に自身以外は、関わるべきではないと俺のポリシー。


真由美は、最近知り合った女友達だった。自分は勝手に不倫相手と公言してはばからなかったが、飲み屋での客と店員という関係だけの知り合いと、真由美はそう思っている。当然不倫状態でもなかったし。


 しかし、俺の勝手な想像では真由美と買い物をし、真由美の気にいった物を買い与え、食事をして、真由美がアルバイトをしている酒場へ飲みに行って、その帰りに少しの食材を買い与えることはまだまだ続きそうだ。あ そのコンビニで買い物をしているところを、知り合いに見られることは極力避けていたが、酔って買い物をしていたところを見られたことはまだ極秘扱いである。



次もアップは時間がかかりそうです。

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