106 真由美という女
ちょっと楽しい女 真由美
真由美は以前、よく行く馴染みの飲み屋で、初めて会ったらしい。店の従業員として。
それも務めるようになって数回目の出勤のときに。
初見は取り立てて、かわいい顔、とか 話が上手とか、愛想がいいとかの記憶はないが・・
その記憶がないときだから、自分は、初めて会ったのがコンビニだったと記憶していた。
そのコンビニも、年に数回入る程度の頻度だったのだが、煙草を切らしたときとか、他のコンビニにはない雑誌を探したり、急に何か食べたいときのたまたま通りかかったときだったり程度で、真由美も週三回程度の午後だけの出勤だった。
その時々の、煙草を買ったり、雑誌を買ったりの時の、対応が妙になれなれしい。
決して美人ではない。それよか、好みの顔立ちではなかった。細面で、どちらかと言えば、痩せ型。顔が少し左右対称ではない女だなーと正直思っていた。
それでも数回通って少しは馴染みになったころ。
仕事がちょっと暇になりつつあるとき、いつもの馴染み飲み屋に行くと、その真由美がカウンターにいるではないか。
俺の第一声
「アレー なんでここにいるの?」
だった。
真由美は、
「ここで会うのは二回目だよ」
そう この飲み屋に真由美は、最近勤め始めて、既に一回会っていたらしい。
そのため、コンビニに行っても、真由美は俺を知ってたわけで、コンビニでの対応も合点がいった。
それからコンビニに行く機会が増えたことは、当然のこと。
精算の時に会話することも増えた。
コンビニでの服装は、ユニホームに、下はデニムが多かった。体にフィットしてなく、ヒップラインがゆるい服装だった。
正直 もっと体にフィットした服装ならいいのに。Gパンってそういう着こなしするんじゃねえの? と
まれにGパンではない服装もあったが、柄が俺からすると、ちょっとありえない模様で、派手なおばさん好みのセンスにしか見えなくもない。
だが、飲み屋に来るときに服装は違っていてまるで真逆。年齢より少し派手目のしかし決して似合わないわけではない。
夏場は、ニーハイでミニか、ショートパンツで冬場はミニは少なくなるがそれでもニーハイもある。
店が空き客が自分以外いなくなると隣のカウンターに座り体を寄せてくる。当然俺も体をタッチする。客がいるときも自然に、しかしちょっと考えると不自然に体を接触させてくる。
俺だけにかと思うが、常に真由美が出勤がするときに常時俺も店に行くわけではない。
他の客にもそうしているかもしれない。ママとも時々話すのだが、真由美は客あしらいが上手い。という話で一致した。
コンビニでも、よく会話して、店を出ても、同じく店を出て、聞いてくる。
「次いつ店に来る?」 とか聞いてくるのが気にかかる。
客引きかと思い少し引き気味にすると、20歳も違う女と付き合えるのはすごいことなんだよという自分アピール。
≪え 20歳差というと今、年祝い前か? でも会話や、服装から見ればそうかもしれない。
でも手のシミが少しと手の肌をみるとそうは見えない。もっと年齢はいっているるんじゃね?
でも俺よりはだいぶ若いのは確か≫
てな感じでどんどん付き合いが頻繁になる。あえて深くなるとは言わない。
その付き合いをもう少し話してみるね。
愛だ恋だという年ではないが、たまたま出会った女に、魅力を感じることもある。




