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第10-3話 『家族の別れ 』
コトルー王国を出発する前、父アルビスは二人を見送りに来た。二人を生んで、間もなく母が亡くなってからは一人で育ててくれた父には何も恩返しをできていないまま、フラン共和国に行ってしまうことに、心を痛めていた。
でも、アルビスはこういってくれた。
「お前たち……とうとう魔法師団には入ってくれなかったな。だがな、それ以上に大切な役割を果たす者になってくれた。助ける仕事は尊い。私はとても嬉しいのだ。二人の活躍に期待しているぞ。」
叔父ユージンも言った。
「私には子どもがいないが……お前たちをわが子のように思っている。何かあれば、魔法師団を率いて助けに行くぞ。」
二人は胸が熱くなった。




