1話 死亡?転生?転移?
清一郎、アラサー、仕事を辞め無職、無気力で怠惰。
ある日道の真ん中に本が落ちててそれに触れると――
異世界転生(転移)ハーレム物。
オレツエーして好き勝手して生きることに決めた!!
自分じゃどうすることもできない現状に不満を持つくそニート、ロリコンくそ野郎がオレツエーして優雅にセカンドライフを送り、幸せになるまで!!
清一郎はアラサーで半年前に仕事を辞め実家住まい、半年間ずっと無職ニート。
転生ものの漫画やラノベを読み漁り、本気で異世界転生したいと願っているドクズだ。
「あー、なんもかんもう全部めんどくせー。もう働きたくないわー」
ある日深夜、徒歩でコンビニにジャンプを買いに行った帰り、道路の真ん中に一冊の本が落ちていた。
ふと気になって拾い上げた瞬間、「ピッキーン!」
脳内にこの本の使い方が駆け巡った。
瞳孔が開き、興奮したまま家に帰ると、すぐにその本を試してみた。
その、何も書かれていないまっさらな本に、シンイチロウは
「2025年○月×日、日記を書き終え、目を閉じて再び目を開けた。
するとそこは地面も空も真っ白で、他には何もない空間。
いわゆる「転生部屋」だった。
そこでありとあらゆる魔法を作り出せる【魔法創造】
倒した魔物や様々な素材を「ショップポイント」に変換し、それを使って魔法薬や魔道具、家や資材や資源など、思いつくものを何でも購入できる【ショップ】。
2つのユニークスキルに目覚めていた。
一通り準備を終えて、再び目を閉じると、瞬く光に包まれた。
光が収まり、目を開けると、そこは幻想的な森林地帯だった。
魔物やモンスターが蔓延る、剣と魔法の中世西洋風の異世界。
俺は新たな人生を歩み出し、オレツエーして優雅にセカンドライフを送り、幸せになるのだった。」
と記入して目を閉じたのだった。
数秒経つと目の前がパーっと明るくなり、目を開けるとシンイチロウはだだっ広い真っ白な空間の真ん中にポツンと突っ立っていた。
そう、シンイチロウが拾った「本」とは、【書いたことが本当になる日記】だったのだ。
シンイチロウは「まずは基本魔法から……」と囁きながら、転生前の準備を始めた。
そして、すべての準備を終えた。
再び目を閉じると、目の前がまた真っ白に明るくなったのだった。
終焉の暁、シュウエンノアカツキと言います。
今回初めて小説を投稿しました。
よろしくお願いします。
エックス(旧ツイッター)始めました。よろしくお願い致します。
終焉の暁 @syuennnoakatuki