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シートバッグの使用感など

DIO110はメットインの容量が小さいので、入れられるものが限られる。

湿気や熱が溜まりやすとも聞いているので、シートバッグかトップケースがどうしても欲しくなる。

見栄えで言えばシートバッグがスマートに思うが、シート下に給油口を持つDIO110では給油の度に外す必要がある。トップケースはキャリアに固定するので給油の邪魔にはならないが、キャリアの耐荷重が3kgなので重い物は入れられないし、なにより後方への飛び出しが大きくスマートではない。

もっとも出先で給油するようなツーリングは考えていないので、軍配がシートバッグに上がったのは自然な流れだった。

最初に購入したのはデイトナのシートバッグで7~12Lの可変式だ。A4サイズの長方形なので荷が詰めやすいかと思ったのと、固定ベルトがリングで繋がっているので楽だと思ったからだ。

届いて早速使ってみて失敗に気付いた。

シート下に挟み込むベルトを前よりにしないとシートが閉まらないのだ。ベルトが丁度シートに付いているゴムの下に来てしまい、シートがロックに至らない事が原因だった。そのポイントを外すとバッグ自体が前よりになってしまい、シートポジションの自由度が狭まってしまう。四苦八苦しつつキャリアにベルトを絡ませるようにして、なんとかベターな位置に納める事ができた。

使った感じは実に快適だった。財布や帽子に薄手の上着を入れてもまだ余裕があるし、荷が増えても拡張すればある程度対応できる。走行中にズレることも無いのも良い。出先での持ち歩きもショルダーベルトを付けても肩掛けでも良いし、持ち手もあるので不便はない。

夏の半日プチツーリングならばこれひとつで十分だと感じる。固定位置だけに不満の残る結果となった。


実はもうひとつシートバッグを買った。こちらもデイトナのバッグで、20~26Lの可変式だ。出先で思うのは、昼食の行列に並びたくない事だ。特にソロで走っている事もあって、待ち時間がもったいなく感じて店に入るのをためらってしまう。ならば登山飯でも良いかと考えたのだ。

父親が山登り好きで、幼い頃はよく連れていかれた。そういった際の昼食は、見晴らしの良い展望台などで食べるおにぎりとインスタントラーメンだった。具無しのインスタントラーメンでも、空気と景色の良い場所で食べると美味しい物だった。そこで、キャンプで使っていたシングルバーナーにコッヘル、ガスボンベと水が入るサイズのバッグが欲しくなって購入した。

実際、峠に行くときはこちらのバッグを使う事が多い。流石にラーメンの汁まで飲み干せるほど若くは無いし腹もそこまで減らないので、見晴らしの良く安全に火が使える場所が有れば湯を沸かしてコーヒーをドリップして一息つく。淹れたてのコーヒーをゆっくり味わえば、後半の走りにも活力が蘇って辛さなど感じない。

もちろん、ごみは全て持ち帰る。山を汚さないことも大事だし、途中の店などで捨てたりして迷惑を掛けたくもないからだ。それでもこのサイズのバッグであれば問題無くこなせる。『涼しくなったらベーコンなどを保冷剤と一緒に新聞紙で包んで持って行き、ホットサンドを作っても良いかな』なんて想像も膨らんで楽しい。

このバッグは幅があるので、DIO110に乗せる際は横向きに乗せている。そうする事で拡張時の垂れ下がりを抑制できるし、開閉もバイクの左側からできるのでアクセスしやすいのだ。拡張すると流石に座る位置は前寄りになってしまうが、それでも狭いとは感じないので自分には合っている取り付け方なのだろうと思っている。


ではメットインスペースには何が入っているかと言えば、雨具と工具その他だ。その他にあたるのは、走行時にはU字ロックであり、駐車時は肘と膝のプロテクターとなる。

もう若くは無いので怪我の直りが遅い。よってプロテクター類は出来るだけ着けるようにしているのだが、ライダースパンツは膝の位置が合うものに巡り合えていないので教習時から使っている物を着ける。ライダースジャケットも考えてはいるのだが、こちらも購入に至っていない。胸と背中用のインナープロテクターを持っているので、それで十分だと感じているからだ。もっともコマメな洗濯を考えると、『普段着にプロテクターを着ける』のが楽だと言うことに尽きるのかもしれない。

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