堂平天文台
今日も暑くなる予想だったが、家事を全て終わらせてバイクに跨る。
今日の予定は堂平天文台だ。既に天文台としては機能していないようだが、天文台のすぐ側まで行けるそうなので目指してみる事にした。
いつも通りに狭山から日高を経由して県道30号線を進む。走り慣れた道だが、暑いからか出発が遅かったからか車が少なく走り易い。今回は鎌北湖から林道に入ろうと思っているので埼玉医科大学国際医療センター先で左折し、県道186号に入って湖を目指す。
鎌北湖は農業用貯水池として作られた人口の湖で、周囲が2km程だそうだ。ココは奥武蔵自然歩道の入り口という事で、ハイカーが多く歩いていた。
さて、バイクで進むのは林道権現堂線だ。道が荒れているので走行注意の立て看板が多く設置されている。確かに穴があったり落ち葉が堆積していたりと走り易くはない。更にはガードレールのない区間も多く、ひとつ間違えればバイクごと滑落しそうだ。ハイカーやサイクリストにも多く、抜きどころを間違えると対向のバイクと正面衝突もありそうだ。
木々が生い茂っているので空気はヒンヤリしていて気持ちが良いが、その分景色は変わり映えしない。偶に開けた視界の場所もあるのだが、そういった所は急カーブのところなので停まって景色を見ることができない。
そうこうしていると、顔振り峠の平九郎茶屋までやってきた。バイクを停めて一休みだ。時間は12時近くでお客がいっぱいだったので、体をほぐしてひらけた景色を堪能してナビの再設定を行う。
林道奥武蔵グリーンラインをさらに進み、黒山展望台、不動茶屋跡展望台を素通りして直走る。
峠や尾根をいくつか越えると白石峠に辿り着く。ココで林道に入ると定峰峠に、172号に曲がれば越生町へと下りることになるが、今回は天文台へ登る道に入って行く。道は比較的綺麗だ。
堂平天文台は1962年に建設された観測所で、91cm反射望遠鏡が設置されている。200年に閉所され、現在は「星と緑の創造センター」としてキャンプ場などを併設して運用されているそうだ。観測所にも泊まれるようだが、予約制らしいので今回は写真を撮るに留める。
さて、目的も達成したので帰るとしようか。
来た道を白石峠まで戻り、県道172号に入って山を下る。前回登ってきた道を下るのだが、走りやすさは無い。見通しの悪い狭い道を下るのは思いの外神経を使う。更にはけっこうな台数のバイクが登ってくるので余計に気を使う。
少し集中力が切れていたのだろう、右カーブで枯れ枝を踏んでハンドルを取られ、道の端にあった溝に落っこちたしまった。溝と言っても5cmも無いほどなので車体にダメージはなかったものの、精神的なダメージは大きかった。少し下ったとことにある広いところで休憩を入れて気持ちを切り替える。特産物販売所に寄って冷たい物でも飲もうか。
販売所の所で水を買って塩タブレットを舐めながら一息入れるが、少し脱水症状が出ているかもしれない。集中力がフッと途切れる瞬間がある。我慢して県道30号線を目指して走る。
県道30号線に入って進むと暑さを強く感じ始める。クーラーの効いた場所で少し休憩したほうが良いだろうか。
そう考えているとベイシアの看板が目に入った。そうだ、アイスを食べよう。
ベイシアでアイスとチョコを買って店内の休憩所で疲れを癒す。甘い物がみに染みて美味い。
頭もはっきりしてきた。脱水症状だったのかハンガーノックかは判断つかないが、念の為にスポドリを買って飲みながら帰ることにする。
帰り道も渋滞にはまることなく進み、近所で給油をして5時間近いツーリングは終了した。
今回は130kmの走行で、燃費62km/hを記録。
さて、次はどこに行こうか。