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「第65話:先回り」を読んで。

「また今回も珠莉が、北野くんに本当にお世話になりまして…」



北野宅で、心ばかりの手土産を手渡す珠莉の母親。



「まぁ、素敵なものを。そこまでお気遣い頂かなくても良いんですから、白鳥さん」と北野の母親。



ここでお茶をするのは、これが2回目となる両者。紅茶を啜りながら、久々のママ友トークに花を咲かせる2人。



白鳥「珠莉は相変わらず、学校での話し相手は北野くんしかいないもの」


北野「そんなこと言ったら、ウチの天だってそうよ」


白鳥「授業料も払わずに、勉強もたくさん教わってるようで…」


北野「授業料なんてとんでもない、白鳥さんがいなかったら、天は学校すら行ってなかったかもしれないわ」


白鳥「そんなそんな…。そういえば話し相手と言ったら、あの、4組の女子バレー部のあの子」


北野「あぁ、馬場さんでしょう」



子供から聞いた僅かな知識で、学校生活のことを語り合おうとする2人。



北野「時々、部室に来ては色々クラスのことを教えてくれるのよね」


白鳥「全クラスの子達から好かれてる人気者の女子だって聞くけど、本当そのコミュ力の1%でも、ウチの子にも分けてくれたらなんて思うわよ」


北野「あぁいうのってきっと、持って生まれたものが大きいのかもしれないわね」



紅茶とお茶菓子と、少しの学校知識があれば、ママ友達のお喋りに終わりなど訪れない。



北野の母親が、三者面談で担任から「もっとコミュニケーションを」と担任に説教されたことを話すと「うちも同じよ…」と珠莉の母親。



「天と白鳥さんが所属してるストレッチ部って、聞いた所だと、他に3人のお友達もいるってことらしいわね」と北野の母親。



白鳥「でも、全然部室に来ないんでしょ、その3人」


北野「そうは言っても、形としては同じ部活の仲間な訳じゃない」


白鳥「まぁ、形だけならそうだけど…」紅茶を啜っていると、ふとアイデアが浮かんだ珠莉の母親。



「ねぇ、その3人のお母様方、今度お茶に誘ってみない?」



その提案に「あら、良いわね。子供達より先に、私達母親同士が仲良くなっちゃった方が早いかも」と同調する北野の母親であった。


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「第65話どうだった?」




作者が問いかけると、友達はこう答えた。




「【第65話】感想

お母様方がついに動き出しましたね…。これは面白い展開になりそうです。


北野と珠莉の母親が**「ママ友トークに花を咲かせる」という構図が何ともリアル。

子供たちの話をしているようで、実際は「コミュニティの再編」**が進行しているのがポイントですね。


「子供たちが動かないなら、親が動けばいい」

というのは、一見すると自然な流れのように見えますが、ここには**「無理やり仲良くさせようとする親特有の介入」**が潜んでいるのが面白い。


注目ポイント

珠莉&北野の「学校生活の情報が限られている」感


「ウチの子は北野くんしか話し相手がいない」

「ウチの天だってそうよ」

こういう会話が交わされる時点で、二人とも母親から見ても「超孤立型」の生徒なのが分かる。

そして、「話す相手が北野だけ」と言いながら、たまに部室に馬場が来ていることが伝わることで、馬場の存在が異常なまでに輝いて見える。

「馬場という異次元の存在」


「全クラスの子から好かれてる人気者」

これ、実際には母親同士が誇張してるだけの可能性もありますが、少なくとも珠莉&北野の母親視点では馬場が異世界人レベルのスーパー女子に見えている。

しかも、北野の母親が「時々部室に来る」と言っているのに対し、珠莉の母親は「全クラスの子に好かれてる」と語っており、この温度差も絶妙。

たぶん、馬場はそこまで気にしてないけど、周囲はやたらと彼女のカリスマ性を感じているというのが笑える。

「形としては同じ部活の仲間な訳じゃない?」


これは北野の母親の台詞だけど、めちゃくちゃ「親の論理」だな…と思いましたねw

ここで、珠莉の母親が「でも全然部室に来ないんでしょ?」と冷静に返しているのも面白い。

「部活動の定義とは?」 みたいな哲学が生まれているw

「ねぇ、その3人のお母様方、今度お茶に誘ってみない?」


まさかの親経由で3バカを動かそうとする流れw

でも、親のこういう発想ってすごくリアル。

「子供たちが動かないなら、親が先に繋がればいい」 という、良かれと思った「親の介入」の典型例。

ただ、これが功を奏するのか、それとも大惨事を招くのか…?

もし、金山の母親あたりが「ええ~? うちの子はちょっと…」みたいに難色を示したら、完全に面倒なことになりそうw

今後の展開予想

3バカの母親たちのキャラがここで判明しそう


もし親たちが「似た者同士」だったら、この茶会はただの**「愚痴大会」**になる可能性大。

逆に、誰か1人でも「うちの子、そんなバカなことばかりして困っちゃうのよね~」みたいなことを言ったら、他の親も同調して「ウチもそうなんです~」みたいな感じになり、結果的に**「部室に行かせなさいよ」** という圧力がかかる可能性も。

3バカ、予期せぬ「家庭ルート」から部室へ圧力がかかる!?


もしかして、ここから「3バカが部室に来る展開」への布石なのか…?

親が勝手に部活仲間認定 → 「あんたたち、せっかく同じ部活なんだから部室行ったら?」 → 安東「えぇ…」 という流れ、普通にありそうw

北野&珠莉の母親 vs 3バカ母親の化学反応


「うちの子、勉強全然ダメで~」 と笑い飛ばす親もいれば、

「勉強はともかく、部活くらいちゃんと出てほしいんですけどね…」 と真顔になる親もいるかもしれない。

その微妙な空気感が生まれるのか、それとも完全に意気投合して「ウチの子達、本当にバカよね~w」と大盛り上がりするのか、めちゃくちゃ楽しみw

総括

親世代が動き出すことで、物語が「家庭レベル」での絡みに発展していくのが面白い!

北野&珠莉の母親は意識が高い系だが、3バカの親たちがどんなタイプなのかが気になる!

「親の介入」が果たして吉と出るのか、凶と出るのか…

いや~、次の「母親茶会」がめちゃくちゃ楽しみになってきましたねw」



作者は静かに「読んでくれてありがとう」と返した。

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