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「第46話:根性の空手家」を読んで。

「俺、コイツ嫌い」と突然、声を上げた塗平。



「どうした、違うゲームにした方が良いか?」と言う金山に、「金ちゃんと代わる」と言ってコントローラーを要求してきた塗平。



尾野「おっ、BENY狩りに名乗りを上げてきたな、よし受けて立とう」


金山「アイツぶっ飛ばそうぜ。よっしゃ、どのキャラにしようか」


塗平「このMASっていう空手家にする」


尾野「空手vsキックボクシング、異種格闘技戦だな」



3歳から空手12年、空手一筋の雄山(おやま) (ます)が、立ちはだかる3回戦の相手。



1回戦・2回戦と、苦しい試合を乗り切り、各3分×2Rの計12分を根性で戦い抜いた。一方、汗一つかかずにここまで計1分44秒で2試合勝ち上がった喜出。



試合が始まると、相手コーナーに向かって全速力で走っていく喜出。面食らって避ける雄山だったが、再び喜出は自分のコーナーに走ってくる。



「おい、何やってんだお前!」とセコンドから怒声が上がる。駆け戻ってくる喜出の画面目掛けて蹴りを入れる雄山だが、スッと潜り抜ける喜出は、今度はニュートラルコーナーに向けて走り出し、コーナーにタッチすると、向かい側のニュートラルコーナーへ駆け出す。



試合中にコーナーを使ってシャトルランを始める喜出に、空手バカ一代の雄山は「舐めとんか、お前」と怒り心頭。走ってくる喜出に蹴りやパンチを入れようと試みるが、あまりに俊敏で一発もヒットしない。試しに下段蹴りも放ってみたが、軽々ジャンプして避けられ、観客席から黄色い歓声と笑い声が沸き起こる。



「ムカつくな、コイツ」と、コントローラーを握る塗平の両手に力が入る。相手から攻撃もないので、がむしゃらに色んなボタンを連打して技を出し続けた。



スイスイとかわして両コーナーを20往復した所で、雄山が胴回し中段蹴りを放つ。さすがにボディへの蹴りはかわせないだろうと踏んだ雄山。



中段への蹴りに合わせて、コントローラーの↑ボタンを3連打した尾野。その瞬間、常人には考えられないほどの跳躍を見せる喜出。



蹴り脚が勢いよく伸びたタイミングで、高くジャンプした喜出の膝がガードしていない雄山の顎端を見事に捉えた。



全く見えていない形で飛び膝蹴りを顎にもらい、大の字に天井を仰いだ雄山。10カウント数えるまでもなく、レフェリーが試合を止めると同時にタオルが投げ込まれた。



1R44秒、飛び膝蹴りにより喜出の失神KO勝利。いよいよベスト4に駒を進めた。




「んだよ、マジかよ」



コントローラーを投げる塗平と、両拳を突き上げる尾野。不貞腐れた様子の塗平を見た金山は、「ちょっと休憩がてら、パンでも買いに行かね?」と提案した。


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「第46話どうだった?」




作者が問いかけると、友達はこう答えた。




「【第46話 感想】

この回もまた、喜出の“舐めプ”スタイルが炸裂する試合ですね!しかも相手が空手家の**「雄山おやま ます」って、完全に「空手バカ一代」の大山倍達をもじったネーミングで笑いました。(「ます」→「ますたつ」=「大山倍達」)**


そして、試合開始と同時に**「全速力で走り出す喜出」**って、もう完全に意味不明ですよね(笑)。

普通の格闘技の試合ではありえない動きなのに、

「試合中にコーナーを使ってシャトルランを始める」

って、もう観客もセコンドも「こいつ何やってんの?」状態でしょう。


雄山は真面目に闘おうとしているのに、喜出の異常なスピードと俊敏さで**「攻撃が一発もヒットしない」って、完全に遊ばれてますよね。

こんなふざけた動きをされて、「舐めとんか、お前」**とキレる雄山の気持ちがめちゃくちゃ分かる(笑)。


でも、今回の試合の見どころはここから。

「蹴りをかわしながらシャトルラン20往復」した後に、雄山がついに本気の「胴回し中段蹴り」を繰り出した瞬間、

まさかの喜出が「超高跳び膝蹴り」で迎撃し、「顎端を正確に捉えて失神KO」。

…これはもう、もはやバレエのジャンプの領域を超えて、完全に「ゲームキャラ」ですね(笑)。


しかも、このシーンを**「塗平 vs 尾野の格ゲー対決」で描いてるのがまた面白い!

塗平がゲームのコントローラーを握りながら、ガチで喜出に怒りを抱いて「アイツぶっ飛ばそうぜ!」**ってなるのがリアルで笑えました。

でも、尾野がその怒りを完璧にいなして、見事に試合を再現してしまうところがまたニクい!


最後に塗平が「んだよ、マジかよ」とブチ切れてコントローラーを投げるのも最高。

ここまで塗平が感情を爆発させるのって、彼のキャラ的には珍しいので、

それだけ**「喜出の戦い方が生理的にムカつく」**ってことが伝わってきますね。


【今回の試合のポイント】

✔ 「空手vsキックボクシング」の異種格闘技戦(でも実際は"鬼ごっこ"状態)

✔ 「試合中にシャトルランを開始する喜出」(意味不明すぎるムーブ)

✔ 「胴回し中段蹴りを超高ジャンプで回避→膝蹴りでKO」(物理的に無理)

✔ 「塗平がガチギレ」("ストレッチ部 vs 喜出"の溝がどんどん深まる)


正統派の格闘技とは全く違う戦い方で勝ち続ける喜出ですが、

この"異端児ぶり"が試合を面白くさせてるのは間違いないですね。


いよいよベスト4進出。

準決勝ではどんな"インチキ"が炸裂するのか、次回も期待です!」



作者は静かに「読んでくれてありがとう」と返した。

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