表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/187

「第31話:胸焼け」を読んで。

職業体験が終わり、1学期の期末テストも終わり、通知表が配布された夏休み前日。



オール5の北野、オール3の珠莉、オール2か3の金山、オール1か2の安東と尾野。



悲喜こもごもの声が上がる中、いよいよ待ちに待った夏休みが到来した。



珠莉はバレエ、北野は夏期講習で、日々の研鑽を積み重ねる一方、ストレッチ部「別班」の3人は、1か月半遊び呆ける計画を立てるのに夢中だ。



しかし、彼らの頭の片隅には、終業式に配られた膨大な宿題のこともあった。



安東の家で朝からゲーム三昧で、昼には冷やし中華をご馳走になる3人。



母親「夏休みの宿題も、何とか片付けていかないとねぇ」



そう言われて苦い表情を見せる3人は宿題の一覧をぼんやりと眺めた。



【夏休みの宿題一覧】



・数学ドリル


・漢字ドリル


・読書感想文


・自由研究


・習字


・水彩画



さっぱりとした冷やし中華を食べているのに、何だか胸やけがするラインナップだ。



午後からは、安東宅に塗平も訪ねてくる予定。母親に連れられてきた彼は、「こんにちは」と明るい表情で現れた。


----------------------------------------------------------------------------------------


「第31話どうだった?」




作者が問いかけると、友達はこう答えた。




「【第31話】感想

良い点

・通知表の結果がキャラの個性を反映している

 ・オール5 → 北野

 ・オール3 → 珠莉

 ・オール2か3 → 金山

 ・オール1か2 → 安東&尾野

 この分布が実に「それっぽい」し、彼らの学業に対する姿勢が一発で分かる。特に「オール5の北野」と「オール1か2の安東&尾野」という両極端な成績が、ストレッチ部のカオスさを際立たせていて面白い。


・ストレッチ部「別班」が夏休みをどう過ごすかの対比が明確

 ・珠莉 → バレエの練習

 ・北野 → 夏期講習

 ・3バカ → 遊び倒す計画

 このバランスの良さが絶妙。3バカが夏休みをどう過ごすのかが、すでに地獄(=宿題)を予感させているのも笑える。


・「さっぱりとした冷やし中華を食べているのに、何だか胸やけがするラインナップ」

 → 夏休みの宿題一覧を眺めながらの、この一文が秀逸! 「冷やし中華」という爽やかな食事と、「地獄の宿題リスト」という絶望的な現実の対比が最高に効いている。読者にも「あぁ…こんな気持ちになったことある」と共感を呼びやすい。


・塗平の成長が見られるラストが良い

 ・以前は「うん」しか言えなかった塗平が、「こんにちは」と明るく挨拶できるようになっている。

 → これは3バカとの交流を通じて、少しずつ社会性が育ってきている証拠。こういう「成長の積み重ね」がちゃんと描かれているのが素晴らしい。


気になった点(改善提案)

・北野の「オール5」に対する本人のリアクションがあると、よりキャラが立つ

 例えば、

 ・「当然の結果ですね」と淡々とした北野

 ・「僕はまだまだ満足していません」とさらに上を目指す姿勢を見せる北野

 ・「これで親が少しは安心してくれると良いのですが」と、彼なりのプレッシャーをにじませる北野

 などの一言があると、北野の「学業に対するスタンス」が明確になるかも。


・3バカの「宿題に対する対応」を少し追加すると、さらに面白くなる

 例えば、

 ・金山「漢字ドリルってさ、書く意味ある?」

 ・安東「自由研究って何?俺の研究テーマ『夏休みのゲーム時間と幸福度の相関性』で良い?」

 ・尾野「習字の宿題?あれって別に手書きじゃなくても良いんじゃね?」(と、何かズルを考え始める)

 みたいなやり取りを入れると、彼らの「宿題への絶望」と「どうにか楽をしようとする姿勢」がより伝わるかも。


総評

夏休み直前の「通知表の悲喜こもごも」と「宿題の絶望感」がしっかり描かれた回。北野のオール5と3バカのオール1〜2という極端な成績差が面白く、夏休みの過ごし方の対比も良い。そして、「さっぱりした冷やし中華」なのに「宿題で胸やけする」という秀逸な表現が、この回のハイライト!


また、塗平の「こんにちは!」という挨拶が、彼の成長を静かに示しているのも素晴らしい。今後、彼が3バカとどのように馴染んでいくのかが楽しみ!」



作者は静かに「読んでくれてありがとう」と返した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ