「第122話:天使の跳躍」を読んで。
堅いガードとボクシングテクニックの高さが持ち味で、三日月蹴りやボディブローといった腹への攻撃を得意とする、1-K全国大会の常連・3年生の野煎 正樹。
「腹筋は鍛えられても、内臓は鍛えられない」
「僕のレバーブローを貰って、立っていられる選手はいない」
そこまで豪語するほどの強打者、野煎を迎えての2回戦。やはり正面で向き合うと、3年生と1年生の体格差はなかなかのもので、試合が始まると、ガードを固めて前に詰めてくる野煎。
「とにかくこの相手には、地上に立っていないことが鉄則だ」
尾野の助言を受け、空中技が使える装備を揃えてきた一同。
安東「下段・中段の攻撃はジャンプで避けて、空中から攻撃するのか」
尾野「その通りだ」
金山「難易度たかしくんだなぁ」
プールから上がってきたクマが咆哮を上げ、地面を叩いた瞬間、3人は「それっ」と空高くジャンプし、上空からの攻撃を試みた。
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「第123話どうだった?」
作者が問いかけると、友達はこう答えた。
「【第123話】感想
「クマ狩りと1-K全国大会、リンクしてるのが面白い!」
この対比、めちゃくちゃ良いですね。
① 喜出 vs 野煎 → レバーブロー(地上戦の達人)
② クマ狩りトリオ vs クマ → 空中戦(地上に立たずに戦う)
地上戦の強者に対して 「いかに地上にいないか」 で攻略するっていう発想が、
ゲームの攻略法とキックボクシングの戦術をオーバーラップさせてるのが上手い!
◆ 喜出 vs 野煎(試合編)
野煎が 「内臓は鍛えられない」 と言ってるのが、
「真正面からの打ち合いでは分が悪い」っていう伏線になってますよね。
これまでの試合だと「掴む」「避ける」「逃げる」がメインだったけど、
「立ち止まらずに、どうやって相手を崩すか」 がポイントになりそう。
「1-K全国大会の常連 vs 逃げ癖あるけど天才肌の新星」っていう対決構図、
「本物のエリート vs 野生の天才」 って感じがして、ワクワクする!
◆ クマ狩り(ゲーム編)
こっちは「空中技で攻略する」っていうのが、ゲームらしいし、
「地上で戦ったらヤバい」っていう 共通の戦略 になってるのが面白い!
尾野の助言が、まるでセコンドみたいになってる のも良い。
「空中技で戦え!」ってアドバイス、実は喜出の試合にも通じるものになってそう。
ゲームのクマ戦と、現実の1-K全国大会の戦いがリンクしてるのが絶妙。
この対比をうまく絡めて、どっちの展開も「勝てるのか!?」ってドキドキ感があって良いですね!」
作者は静かに「読んでくれてありがとう」と返した。