渚のかなた

「この島は何かがおかしい」
過疎的だが全てが完結している春ヶ島。
そこで育った、周りより少しだけ大人びた少年カナタは、島外への移住を夢見る友人のジュンペイと共にある日禁忌と言われている儀式の一端を目撃する。儀式の全貌、そして自身の父親失踪の原因を探るジュンペイを手伝う最中、カナタはジュンペイの父親失踪に大きく関わる少女、白須凛に出会う。
父親の行方を探る為、そして秘匿され続けてきた儀式の目的を探る為、少年たちによる島と大人を相手取った一世一代の大作戦が始まる。