★次回予告★(第6章)
「やっぱりあの小娘邪魔だな」
「王さんもそう思いますか?」
「それじゃぁ似鳥お前に任せるよ」
王龍騎と似鳥と呼ばれた小柄な青年は、深谷駅からほど遠くないの小高い丘の上におり、そこから浅倉達を見下ろしていた。
似鳥は王に浅倉の始末をまかされると、「了解」と軽く返事をして、釣り竿のケースを肩に掛ける。
「似鳥、何処に行くんだ?」
「そりゃ、王さんに云われましたから、準備に取りかかろうと思って……」
「そんなに急ぐ事も無いだろう。せっかく深谷くんだりまで来たんだ。名物でも食べて行ったらどうだ?」
似鳥は、腕を組んで首を傾げる。
「王さん、深谷の名物って、何ですか?」
「えっ、深谷?」
「そうです」
「そりゃ~、深谷っていったらネギだろう」
「ネギですか?」
「ネギだな」
「かじるんですか?」
「かじるんだろうな」
「…………。では、失礼します」
「まて似鳥……後悔するぞ」
「何にです?」
「ネギを生かじりしない事についてだ」
「……それ、生でかじると後悔するやつですよね」
「どうだろうな? 後悔するかもしれないし、失敗を悔やむかもしれない」
「……あの……それって、どちらも同じ意味ですよね」
次回、鋼鉄の舞姫 第6章
『浅倉暗殺計画』
正和の空に鐘は鳴る!
本当に、ネギかじらなくて良いのか?
遅くなりましたが、2週程夏休みを頂きます。
再開をお待ちください。




