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鋼鉄の舞姫 ~昭和レトロ活劇・埼玉よ、滅びることなかれ~  作者: YOI
第五章 北の大地にて(八月)
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★次回予告★(第6章)

「やっぱりあの小娘邪魔だな」

「王さんもそう思いますか?」

「それじゃぁ似鳥(にとり)お前に任せるよ」


 王龍騎と似鳥と呼ばれた小柄な青年は、深谷駅からほど遠くないの小高い丘の上におり、そこから浅倉達を見下ろしていた。

 似鳥は王に浅倉の始末をまかされると、「了解」と軽く返事をして、釣り竿のケースを肩に掛ける。


「似鳥、何処に行くんだ?」

「そりゃ、王さんに云われましたから、準備に取りかかろうと思って……」

「そんなに急ぐ事も無いだろう。せっかく深谷くんだりまで来たんだ。名物でも食べて行ったらどうだ?」


 似鳥は、腕を組んで首を傾げる。


「王さん、深谷の名物って、何ですか?」

「えっ、深谷?」

「そうです」

「そりゃ~、深谷っていったらネギだろう」

「ネギですか?」

「ネギだな」

「かじるんですか?」

「かじるんだろうな」

「…………。では、失礼します」

「まて似鳥……後悔するぞ」

「何にです?」

「ネギを生かじりしない事についてだ」

「……それ、生でかじると後悔するやつですよね」

「どうだろうな? 後悔するかもしれないし、失敗を悔やむかもしれない」

「……あの……それって、どちらも同じ意味ですよね」



次回、鋼鉄の舞姫 第6章

『浅倉暗殺計画』


 

 正和の空に鐘は鳴る!



本当に、ネギかじらなくて良いのか?

 遅くなりましたが、2週程夏休みを頂きます。

 再開をお待ちください。

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