11話、適材適所に着くべき。
あぁ〜疲れた。
1日2日投稿は疲れます。
ーーーーー常栄寺からの帰路ーーーーー
うん。気まづい。気まづい。気まづい。気まづい。気まづい。
父が何も口を開かない。気まづい。
「五郎。」
「!?は、はい。」
「御屋形様はなんとおっしゃった?」
「武の陶、文の相良が、手を取り合って行くべきと申されました。」
「そうか。」
それから会話は何もなかった。
ーーーーー会談から数日後ーーーーー
今日も今日とて、鬼特訓。
体の弱い、甚太郎も俺と一緒に木刀を振っています。
「甚太郎!腰が入っておらぬ!戦場では、その方が若をお守りせねばならぬのだぞ!」
舞ちゃん、かわいかったな〜!
ゴツン!
「痛ってぇ!」
「若!やっと形になってきましたのに、なんでございますか!!その顔は!完全に上の空にございますよ!甚次郎を見なされ!幼子である甚次郎の方がよっぽど太刀筋が良いですぞ!!!!!」
「おお!五郎。もう木刀を握っておるのか。」
「あぁ、殿!この、民部、不甲斐なく申し訳ございませぬ!若様は、どうもこの頃上の空にございまして、、、」
「五郎の臣の方が一所懸命に木刀を振るっておるでは無いか。」
「その通りでございます、殿!」
「しかし、甚太郎は、剣が苦手なようじゃな。それに比べ、幼少の甚次郎は既にすごい力じゃが、、、」
「父上、2人の父である、山中兵部太夫殿は、智勇兼備の名将であったと聞きます。」
「あぁ、民部太夫は軍配を握っても、先頭にたっても一流の将であった。若くして死したことがおしきことよ。」
「ですので、甚太郎は兵部太夫殿の智を。甚次郎は武を受け継いだのでは無いでしょうか。」
「なるほど、それはおもしろい。若が臣下のためにそこまで考えておられるとはじい感動しましたぞ。」
「細い材木は館の壁に使えるが、太い材木は館の壁には使えぬということか。まさに適材適所じゃな。甚太郎、甚次郎。その方らが1番力を発揮出来る場所で、我が嫡子のために励んでくれ。」
「もちろんにござります!」
「だぁーーーーー!!!!!!!!」
甚次郎は分かってんのか?
「そして、すまぬが、民部。五郎を借りても良いか?」
「もちろんにございます。甚太郎の剣技を見ておきますので。」
「うむ。五郎、ついてまいれ。」
「ははっ。」
タイトルの通りです。高三の時、有名大学に入りたいな〜→でもあんまり賢すぎると落ちるな〜→あっ、この学部いいじゃん!有名私立大学なのに偏差値50代!→ノリでうかる→実習に疲れる→中退。この流れです。
この小説を読んでいる、中学生、高校生諸君、それくらいの子供がいる諸君。気をつけた方がいいよ。俺みたいになりたくなければ。そんな奴いねえか。