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保健室でテレワーク!!

ヤンデレ生徒会長と姉御肌な保健室の先生!!


ここは絶対王政怪文書学園!!

何とあたしは生徒会長です!!!でも生徒会室にはいきません!

この学園エレベーターないから!3階は足腰が粉砕骨折します!

だから、テレワーク!!そもそも体育以外全部テレワークでいいんです!!


ー保健室ー


藍髪先生 「おーい、赤髪ぃ。今日も保健室登校か?

     別に否定はしないがそろそろ友達でも作らないか?」

赤髪ちゃん「何言ってるんすか先生!あたしは広所恐怖症なんです!!

     学校の教室って広いじゃないですか!!だから無理なんです!!」

藍髪先生 「あははは、少しはテンション落としたらどうだ?

     会話全部にビックリマークついてるぞ」

赤髪ちゃん「あたしは先生が好きだから!!!愛情表現です!!」

藍髪先生 「牛乳にチョコ入れて”バレンタイン”です!!って

     渡されたら普通引くぞ?」

赤髪ちゃん「でも先生は賢いので!!レンジで温めてココアにしました!!

     常人の考えではできませんよ!!!」

藍髪先生 「私の何処が好きなんだい?」

赤髪ちゃん「保健室で焼き芋!スイカ割り!凧揚げも全部許すところです!!」

藍髪先生 「許してないから。ホントに危なくなったら中断してるから」

赤髪ちゃん「そろそろお腹すきませんか?簡単な料理なら作ります!!

     お鍋にしましょう!!」

藍髪先生 「いや、火の元保健室ないぞ?理科室か家庭科室だろ?」

赤髪ちゃん「理科室は2階で、家庭科室は1キロ先じゃないですか。

     骨粗しょう症になりますよ!!!ので!!

     ガスコンロとカセットを用意しました!!」

藍髪先生 「その苦労をもっと別なところに配慮してほしかった!!」

赤髪ちゃん「私と先生の中ですし直箸でいいですよね!!

     関節キッスです!!!」

藍髪先生 「赤髪君、今は感染症対策がうんぬんかんぬん」

赤髪ちゃん「分かりました!!透明なアクリル板を立てます!!」

藍髪先生 「うんうん感染予防、ってそうじゃない!!」

赤髪ちゃん「しょうがないですね!じゃあ食事もモニター越しのテレワークで!!」

藍髪先生 「どんだけ好きなんだよ!いっそのこと

     保健室でなく自宅からテレワークすればいいじゃないか!」

赤髪ちゃん「大好きな人といないと体温が上がらない体質なので♡

     ウイルスを連帯保証人にして破滅させることができません!」

藍髪先生 「ウイルス君!!!!!!!!!」

赤髪ちゃん「あたしは乳酸菌取ってるので健康です!」

藍髪先生 「せめて牛乳飲んでカルシウムとってくれ。

     君が教室にいけば私の業務が楽になるから」

赤髪ちゃん「バリアフリーじゃないんですよ!!この学園!!

     自慢じゃありませんが5mmの段差で躓きますから!!」

藍髪先生 「ホントに自慢じゃない!!」

赤髪ちゃん「じゃあ久々に学園探索としゃれこみます!!

     先生お世話になりました!!」


あたしは保健室のドアを開け、外に出ようとした矢先、

スっ転びました。びたーん


藍髪先生 「(ドン引き)赤髪君。まさかドアと廊下の段差で転んだのか」

赤髪ちゃん「あたし、不幸体質なんです♡先生がいないと何もできないんです♡」

藍髪先生 「むしろ今まで生きてこれたのが奇跡だよ」

赤髪ちゃん「それはですねぇ!あたしが作った人を運べるドローンで通学してるんです!」

藍髪先生 「無駄にハイテク!!」

赤髪ちゃん「そんなこと言ってる間にお鍋はいい感じですよ?」


食欲をそそる匂い!!!保健室に広がる湯気と熱気!!

そうここはコロッセオ!!あたしたちは鍋を食べるのです!!!!


赤髪ちゃん「お先にどうぞ?レディファーストです!!」

藍髪先生 「君もレディでしょうに」

赤髪ちゃん「いえ!あたしは生徒会長なので!!人類のカテゴライズではないんです!」

藍髪先生 「その理論なら私も先生なので人類ではないな

     先に食べな。あまり年上に恥かかせなさんな」

赤髪ちゃん「そういう所が好きなんです!!ザ☆大人!!」

藍髪先生 「何だろう誉め言葉なのに妙にダサいぞ」

赤髪ちゃん「先生!!あーん!!」

藍髪先生 「恥ずかしいんだぞ、これ」ぷいっ

赤髪ちゃん「素直じゃないですねぇ!あたしたちカップルでしょう!!」

藍髪先生 「重いんだよ。君の愛は。君を追放に追いやったクラスメートは

     全員転校して行った。なにしたんだい?」


赤髪ちゃん「簡単ですよ?教室で焼き芋するなんてあたしぐらいなものです!!

     SNSで語るにはうってつけのエサです!!

     一人見つけたら後は芋づる式!!

     飲酒、喫煙、果ては自主規制まで!!悪を裁いたら

     クラス中が怖くなったのか全員いなくなりました。

     教師の方にも同様の事をして気が付いたら

     学生最高権力者です!!先生のテレワーク発言のおかげで

     私は保健室から一歩も出ず人間不信を達成させました!!」

藍髪先生 「私のせいかー。あちゃー。

     鍋の主役は生徒会長が食べるべきだ」白菜しゃくしゃく

赤髪ちゃん「あ、絆創膏貰いますね?白菜で指切っちゃったので♡」

藍髪先生 「ええと、流石にその部分は洗ったよね?」

赤髪ちゃん「(威圧)せんせぇ?フードロスはSNSに晒しますよぉ」

藍髪先生 「白菜で指は切らないでしょうに」しくしく

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