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(97)念

 念が残れば残念となる。ということは、念が残らずスッキリと念じた自分の思いが通れば残念ではなくなる訳だ。^^ 念が無ければ、これはもう無念と呼ぶしかない。仕方ないか…と言える状態だ。^^ この念という心はいろいろな意味で良くも悪くも私達の生活に関係している。怨念(おんねん)と呼ばれる(こわ)ぁ~~い(うら)みの念もある。^^ まあ今日は、念の中でもいい話の念を書きたいと思う。^^

 とある小学校の校庭である。卒業を記念(きねん)して、生徒達の手による記念植樹が行われている。

「君達が大きくなる頃には、この下でいい花見ができるぞっ、きっと!」

「この木、そんなに大きくなるんですかっ!?」

「ああ。ほら、向こうの木なっ! あれは先生が君達の頃、植えた木だ…」

「そうなんだ…。じゃあ、全然、見えない向こうの向こうの木はっ?」

「あれかっ!? あれは、たぶん校長先生くらいが生徒だった頃に植えた木だな…」

「前の木に隠れて全然、見えませんねっ!」

「ははは…古くなりゃ、新しいのに隠れてしまうから、見えなくなるのさっ!」

「記念が薄まるんだっ!」

「薄まる? まあ、薄まりゃしないだろうが…。待てよっ! ははは…薄まるかっ! (とし)を取りゃ~ボケるもんなっ! 念を記しても年には…」

「先生! どう、ゆ~ことですかっ?」

「お前達には分からんでいい話だ、ははは…」

 (から)めに描いた念でも、年老いると(あま)めへと変化していく訳だ。^^


                  完

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