(91)慣習(かんしゅう)と習慣(しゅうかん)
慣習は習慣とは違い、悪い場合に使う場合が多いようだ。それだけ慣習は、一端、定着すれば根深く残るからいい慣習だけを残すことが必要だ。今は無くなったが、私が御幼少の砌^^ の昭和30年代だと餅講という甘いモチモチした慣習[この場合は風習]が残っていたのを記憶している。この時代は食料や物資にも恵まれない時代だったから、建前は講として、皆さんが食べて楽しんだ、いい時代だった・・とも言える。今は手続きの煩雑さ、複雑さの慣習[この場合は慣行]が目に付くが、両者を比較すれば、ド偉い違い! があることが分かる。^^
いつやらも登場した、とある老人二人が話をしている。今日は語っているのではなく、ただ、退屈に紛れ、互いに主張のない世間話をしているだけなのである。
「オリンピックが危ういですなっ!」
「ああ、来年に延期されていましたが、コロコロが続けば、中止ですかっ!?」
「私に訊かれても…」
「ははは…そうでした。オリンピックの場合は慣習・・ではないですなっ!?」
「ははは…そんな悪いもんじゃないでしょう! みんなが楽しみにしておる行事ですから…」
「いい習慣ですかっ?」
「そのとおりっ!!」
「慣が先か、後か・・の違いでしょうなっ!?」
「ははは…またまた、小難しいことをっ!」
「違いますかなっ!?」
「う~~む…かも知れませんなっ!? 心が前か後ろの差ですかっ?」
「左様…」
甘く話していた二人だったが、慣習と習慣の違いへと話が進み、いつやら辛く語り合っていた。^^
完




