表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
74/100

(74)誰もいない

 市役所にたずねてみようと課に電話したところ、いっこうにつながらない。混んでいるのか? …とも思え、もう一度と思ったが、ツゥ~~ともビィ~~とも受話器の応答音がない。妙だなぁ~…といぶかしげに電話機の接続口を見れば、モジュラープラグが抜けていた。^^ 繋がらない訳だ…と自分のあまさにアホになった気分でもう一度、電話した。だが、やはり誰も出ない。今度は電話音はしている…と、ふたたび妙に思えた。よしっ! 代表電話にかけようとダイヤルしたところ、ようやく繋がった。ところが、その応対者の言葉が『今日から四連休なんです、どうも…』だった。話の感じでは部外者に思えた。おそらくは警備員さんか誰かだったのだろう。それにしても、インフラ[社会資本]で重要な部分を占める官公庁が四日、誰もいない・・というのも如何いかがなものか…と思えた。からく要望すれば、フレックス・タイム制などで、やはり小人数は各課に配置して欲しいものだ。応対できないほど電話がかかってきたらどうすんだっ!! と怒られる方もお有りだろう。そこはそれ、重要な必要最小限の応答だけ・・などという条件付電話にすれば如何だろう。^^『その内容に関しましては、休日以外におかけなおし下さい…』みたいな応答だ。^^

 とある繁華街である。いつもの休日なら人でごった返しているのに、この日に限って誰もいない。病葉わくらばは低いテンションでショボく歩いていた。

「誰もいないのかよ…」

 ついつい、愚痴が漏れるというものだ。するとそこへ、一人の老婆が通りかかった。病葉は、これ幸い…とばかり、思わず声をかけた。

「お婆さん、今日は町中、休みなの?」

 老婆は立ち止まり、病葉を上目遣うわめづかいに見た。

「あんた、知りなさらねぇ~のかっ!? 今日からコロナ封じに、国を挙げて10連休だが…」

「エエ~~~ッ!!」

「オリンピックまでには…と、辛い気分なんじゃろうのう」

 オリンピックが、どうなるか? まで甘い私には分からないが、開催国以外、諸外国の観光客が誰もいないというのも開催の意味がないような気も辛くする。^^ 


                  完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ