表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
71/100

(71)スンナリ

 皆さんも日々、暮らしておられると、やっていることがスンナリいく日とそうでない日があると思う。かく言う私がそうで、あっ! しまった! などと、スンナリいかず手間取ることが時折りあるのだからしようがない。わきあまい訳だ。^^

 やる物事に対し、からく考えているときは集中しているためか、そうした失敗をしない場合が多いように思える。皆さんは、いかがですか?^^

 村越むらこしはパタパタと小忙こぜわしそうに団扇うちわあおぎながら、渋面しぶづらで(すず)涼んでいた。

「チェッ! なぜ、こんなに暑いんだっ!」と愚痴ったところで、誰が慰めてくれるというものでもない。だが、愚痴りたくなるほど暑いのだからどうしようもなかった。そこへ、奥の間から村越の母親、静江が現れた。いつもは、現れなくてもいいのに…と思うのだが、この日はそうでもなかった。静江の手にはガラスのうつわに入れられた湯がいた素麺そうめん美味うまそうに氷水こおりみずとともに泳いでいたからである。村越は、ふと思った。

『暑いときにスンナリこういきゃ、申し分ないなっ!』

 村越の渋面はたちまちゆるみ、満面の笑みがこぼれた。

「なんだいっ! おかしい子だねぇ~」

 静江がいぶかしげに村越を見ながらつぶやいた。村越はスンナリいったことで、まっ! いいかっ! と甘くやり過ごすことにした。

「ここへ置いとくよっ!」

「んっ? ああ…」

 村越は黙ってるのもな…と珍しく素直に思い、ひとこと、ポツリと口を開いた。

 スンナリいけば、辛い気分もなんとなく甘くなるのである。まあ、真逆の場合もある訳だが…。皆さんも、そういうことってありませんか?^^


                  完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ