表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
64/100

(64)越すっ!

 負けまいと先を越したくなるのが人の心情だ。ただ、この越すっ! という感覚には受け取り方に違いがあり、あまい感覚とからい感覚がある。越されたか、まあ、いいさ…とめた気分で甘く受け流す人と、チェッ! 越されたかっ! ちきしょう、越してやるっ!! …と辛く興奮する人の大まかな二通りのパターンに分かれる訳だ。私も年を取り、最近は枯れてきたからか、お茶をズズゥ~~とすすりながら、まあ、いいさ…と、甘く思うようになりつつある。^^

 とある町内運動会たけなわのグラウンドである。チーム対抗のムカデ競争が行われている。

「まっ! 負けるなっ! 追い越せぇ~~っ!!」

 先を追い越されたチームの代表は、最後尾さいこうびから興奮気味にチームを叱咤激励しったげきれいした。一チームが六名編成のムカデ競争である。足首を細いロープで互いにくくりつけているから、個人的には動きが取れない。チーム代表に、追い越せぇ~~っ!! と言われても、残りの五人としては、そんなこと言われても…気分である。全員、気はくが、こればっかりは一人が速度を上げたとしても、どうにもならない。返ってチームのバランスがくずれ、転倒する危険性もある訳だ。事実、このあと、このチームは転倒して最下位になってしまった。

 辛く越す! と意気込めば、気分では越しても、現実で返って越される・・という皮肉な結果になりますから、皆さん、注意しましょう、というお話です。心と身体は違う訳ですから…。^^


                   完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ