(6)予想
予想するのにも甘め、辛めの読みがある。誰も間違った予想はしたくないだろうから、自分の意識を駆使してその後の展開の予想を立てる訳だ。外すと、少し自分を低く評価されたり笑われることを潜在意識で避けるのである。辛めの予想を立てる人はその自己意識が強い。一方、甘めの人は、どう思われようと構わない的で弱い・・と予想される。^^
二人の大学教授が電話で会談をしている。
『いやいや、今回のコロナは終息したからいいんですがねっ! 問題は今後なんですよっ! 私の辛めの予想ですと、また起きそうな…しかも、今回以上に深刻な事態になるような気がしております。黒熊教授は、どのように思われます?』
『紅鮭教授、私もそうなることを危惧は、しとります。危惧はしとりますが、私は甘めの考えを持っておりましてねっ! 人類はその都度、また打ち勝つ知恵を持つものと確信しとるんですよっ!』
『いや、それは黒熊教授の仰せのとおりでしょう! しかし、私はあなたの考えに食われる訳にはいかないっ! なにがなんでも、人類を残すために川を遡りますぞっ!』
『はいっ! 是非とも遡ってくださいっ! そうして戴かないと、私はあなたを食べられないっ!』
『私もそうは簡単にあなたに食べられる訳にはいきませんからなっ! 予想を立てて上手く遡ることにしますよっ!』
『ははは…お手並み拝見っ!』
電話会談はその後の予想が立たないまま終息した。
私にも今後の予想は目に見えないから甘くも辛くもなく、分からない無味である。^^
完




