(28)やる前後
物事は、やる前後によって大きく結果を変化させる。やる物事を甘く曖昧に捉えるか、辛く捉えるかによっての差ともいえるが、双方ともに是非があり、どちらがいいとも言えない。判断する人の力量による訳だ。^^
いつやらも登場した[なにぶんにも、短編に登場する作品の数が多いもので、どこに登場したのか? さえ私にも分からないくらいで、ご勘弁をお願いしたい^^;]
とある家庭の朝である。日曜ということもあり、ご主人が朝早くからDIY[日曜大工]をやっている。作っているものは、この前、昼になったから…と途中で投げ出した洋風椅子だ。
「どうも、脚の曲線がな…」
ブツブツと呟きながら作業を中断し、腕組みして作業途中の椅子をしみじみと見下ろした。そこへ、奥さんが現れなくてもいいのに現れた。^^
「あなたっ! 朝食、どうするのっ!」
「どうするも、こうするもないっ! 出来てないんだからっ!」
「食べてからやりゃ、いいじゃないっ!」
「んっ!? ああ…。じゃあ、そうするか…」
そしてその後も、洋風椅子は完成することなく、ふたたびお蔵入りすることとなった。そして、20数年経過した今現在も日の目を見るには至っていない。^^
物事をやる前に終えるか、やった後に終えるかの判断は、辛く考えて、やる前に終えた方がいい結果が出るようである。^^
完




