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(17)程度

 物事には程度というものがある。その程度もあまめ、からめがあり、人によってとらえ方が変わる。まあ、お手柔らかに判断して戴いた方がいいのだろうが、最近の殺伐さつばつとした社会の風潮は辛めが多いから困ったものだ。^^

 とある普通家庭の一コマである。

「何よっ!! この点数はっ!!」

 辛口からくちの母親がテストの答案を見ながら小学校の子供を怒っている。だが、子供も負けてはいない。

「んっ!? 見てのとおりっ! どぉ~~ってことないですよっ!!」

「どぉ~~ってことないって、どぉ~~ってことあるでしょ!! 25点よっ!」

「25点! いいじゃないですかっ! この前より5点も上がった!」

 母親はあきれて沈黙し、目をらした。そのすきに子供は逃避とうひした。

「待ちなさいっ! どこへ行くのよっ!」

 気づいた母親が呼び止めた。だが、子供は少しも動じない。

「どこへ行くって、遊びですよっ! そいじゃ、またっ!」

 声がしたとき、子供の姿はすでになかった。

「ったくっ!! 程度が悪いんだからっ!」

 辛口の母親は口惜しそうに怒った。だが、この子供こそ、のちの人類を救う医学者となるのだから、世の中は分からない。

 程度は、良い悪い、甘い辛いに関係しない訳である。^^


                  完

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