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(12)どうでもいい

 物事をからく見れば、なにがなんでもっ! …と意気込むことになるだろうし、まあ、どうでもいい…とあまく見れば、なんのことはなく楽に生きられることになる。時と場合もあり、どちらがいいとも言えないが、人はどうしても甘く生きたくなるものである。この私も例外ではない。^^

 とある町の公園である。数か月前はあれだけ人で賑わっていた公園だが、今は人っ子一人いない・・ということはないものの、人の姿は数えるほどである。とある新型ウイルスの影響だ。そんな中、いつやらも登場した二人の老人がベンチに座りながらコンビニで買った弁当を食べている。

「めっきり減りましたなぁ~」

「さようで…」

「私らの歳になりますと、もう、どうでもいい気分になりますなっ! ははは…」

「さようで…。もう、十分に生きましたからなぁ~」

「ですなっ! どうでもよくなりますっ!」

「さようで…。どうでもいいと、返って自然に生きられますから愉快ですなっ!」

「ですなっ! 不思議なことに…」

 二人は、いつものように食べ終え、いつものように魔法瓶のお茶を飲みベンチをあとにした。

 どうでもいい・・は甘くも辛くもない達観した気分なのである。まあ、同じメダルを頂戴するなら、銅よりは金銀の方がいいのだろうが…。^^


                  完

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