4話『ベルフェ5はやはり電子化』
『全く、俺だけかよ変わってないのは』
ベルフェ5はケタケタ笑いながらパソコンの中で言った。
それを聞いてサターテは
「さってと、ウイルスでもダウンロードするか」
と言ってインターネットからウイルスを検索してさっそくダウンロードした。
しかし
『残念!! ベルフェ5バリアアアアア!!』
と言ってダウンロードしたウイルスをブロックした。
が
「残念でした! 俺の頑張ってダウンロードしたウイルスド○ドのウイルスはバリアを貫通しますウウ!!」
そしてブロックを勝手に許可されてしまった。
『あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ』
ベルフェ5は削除された。
「ああ、ベルなんと変わり果てた……ぐううぐうう」
それを見ていた怠菜は言い終わる前に寝てしまった。
「大丈夫? ベッドまで運ぼうか?」
「ぐうぐうう」
全く効いていない怠菜を熾は担いだ。
「力あるのな」
「そりゃないと殺せないから」
「そうですか」
そう言って怠菜をベッドに下した。
「そういやベルフェ5は大丈夫なの?」
「そこで寝てるから大丈夫だぞ、あれは負の遺産として俺が処理しただけだから」
そして指を指した方を見るとぐっすり眠っている鳥がいた。
「あれが本体?」
「まあね」
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その頃魔界の新たな大罪たちは
「フン、加わった大罪と元ある大罪があれば人間の下らん計画などすぐに潰れるのだ!!」
と666番目のサタンの息子が言った。
現サタンである。
そこにいた宝石まみれの太った豚のようでパンダのような生き物が
「ぶひゃひゃひゃひゃ!! 我のような虚飾の悪魔の前で美しい姿に傷などつけれんよ! このベヒモス様の前でな!!」
そこにいたもう一人の男が
「ああ、俺は人間の女を愛してつい知識を与えただけなのに、罰を与えられた、神なんてみんな糞だ、そのせいで俺は失墜した、俺はあの世界ではもうダメだ、死んでしまうだけだ! このアザゼル! この憂鬱の力を使って神を滅ぼして人間も滅ぼす!」
と酔いつぶれていた。
「まあ、頑張れ」
そして会議は始まった。
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「ああ、どうせあいつのことだ、アンマ知らんけど他の悪魔の大罪も呼んでそうだよなー」
とサターテはぼやいていた。
それを聞いてディビーは
「どうして?」
「あいつ他の悪魔とコンタクト取っているのが見たことないけど分かるんだよ」
「だから何でわかるんだよ」
「あいつの携帯があったから履歴見た」
とへらへらと言った。
「お前ってプライバシーを自分だけ大事にして相手は無視ですか?」
「そりゃな、会ったこともない奴なんてそうでもしないと分からんだろうが」
「まあそうだけど、それにしてもドン引きなんだけど」
とディビーは言った。
するとディビーは
「おっと、もう時間だ!」
「何? 修行でも行くの?」
「アンタの相棒だって強い方が良いでしょ?」
「そうなの? 大丈夫じゃね?」
「油断は禁物だよ。最後にはあんたも殺さないといけないんだから」
「俺を殺すのは決定ですか? そうですか」
とサターテは少し本気出すことを決めた。
殺されそうなとき