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Ghost

作者: 白狐+0529+

君は泣いた、泣いて、泣いて、泣いて…


僕が何をしたっていうんだい?

君はどうして泣いているんだい?

僕が君になにかしたわけでもないのに

なぜ君は僕の前で泣く?


君は笑う、笑って、笑って、笑って…


僕が何をしたっていうんだい?

君はどうして笑っているんだい?

僕が君になにかしたわけでもないのに

なぜ君は僕の前で笑う?


君は僕を見てた?


僕が君を見てた


君は僕が見えてた?


僕が君を見てた


君は僕の前で泣いた?


僕が君を見てた


君は僕の前で笑った?


僕が君を見てた


君は僕を見てた…?


君は僕にぶつかった…いや、すり抜けていった

僕の後ろに立っている誰かのもとへとかけていった


あぁ、そうか

最初から、君の瞳に僕は映っていなかった


僕の瞳には、君がしっかりと映っているのにね―…

結末がわかりきっている恋って悲しいね、うん。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 君の視線、すり抜けていく視線に、せつなさを感じます。素敵な描写だと思います(^^)
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